秘書・パラリーガル
SECRETARY & PARALEGAL秘書・パラリーガルの役割や詳しい業務内容を紹介します。どの職種も弁護士業務をサポートすることが基本ですが、それぞれ専門分野があります。
秘書(リーガルアシスタント)
リーガルアシスタントの役割
第一線で活躍する弁護士の信頼できるパートナーとして、弁護士業務をあらゆる面からサポートします。弁護士のニーズを酌み取り、より効率的な方法を提案したり、弁護士が見落としている点を指摘したりと二人三脚で仕事を進めています。
また、リーガルアシスタントは担当弁護士とクライアント、その他関係者との「橋渡し」をする役割も担っています。所内外の関係者からすると秘書が「事務所の顔」となるため、常に多方面に気を配り、適切な対応を心がける必要があります。
リーガルアシスタントの業務内容
リーガルアシスタントは、基本的に1人あたり1〜3名程度の弁護士を担当し、弁護士のスケジュール管理、書類作成、資料整理などの業務を行います。また、クライアントとのやり取りに加えて、裁判所や公正取引委員会、公証役場、ビザセンター、会食用の飲食店や旅行会社など関係各所との連絡窓口になることもあります。
「ここまでが秘書の仕事」という明確な線引きがあるわけではなく、取組次第で業務の幅はいくらでも広がります。AMTは国内外のあらゆる分野を扱っており、担当する弁護士の業務分野によっては幅広いサポートをする場合も、特定の分野に深く携わる場合もあります。
また、経験を積んだリーガルアシスタントは新人秘書のチューターや、自分の所属する秘書グループのリーダー・サブリーダーを務めることもあります。さらに、事務所のさまざまなプロジェクトや採用活動に携わる場合もあります。
- 弁護士のスケジュール管理
- 契約書などのドラフト・形式チェック
- 書類の押印や製本・受渡しの手配
- 翻訳ツールを用いた英訳文の作成
- 会議やセミナーのアレンジ
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- 9:00
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始業
弁護士やクライアントからのメールをチェック。スケジュール調整、会議室の予約、書類の印刷など弁護士業務をサポートするための準備。
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- 9:30
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案件資料の用意
Web上のシステムから案件の新規開示資料をダウンロードし、リスト化。案件担当の弁護士に資料とリストを共有。
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- 10:00
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所内会議
事務所のシステム変更に関する会議に参加。弁護士・スタッフそれぞれの立場からの意見交換。
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- 12:00
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お昼休み
同期と所内でランチ。
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- 13:00
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書類チェック
同じチームの秘書の手伝いで、弁護士が作成した報告書の形式チェック・修正。
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- 14:20
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来客対応
Zoom会議も伴うため、IT部門で必要な機材を借り、会議室で機材を接続・お茶の準備。
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- 15:00
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メール対応
離席中に届いていたメールへの対応。
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- 16:15
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弁護士の作業時間の集計
新人秘書がシステムに登録した弁護士の作業時間をダブルチェック。
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- 17:15
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新人秘書のフォロー
新人秘書の手元状況を確認し、予定していた勤務時間内に業務を終えられるようフォローアップ。
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- 17:30
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会議室の片付け
準備をした会議が終了したので、会議室を元通りに片付け、IT部門に機材を返却。
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- 18:00
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終業
担当弁護士に本日対応すべき作業の有無を確認し、明日の予定を確認して、退勤。
チーム体制
秘書は一部を除いてグループ制を導入しています。グループとは、最大8名程度の秘書を1チームとし、そのチームが数個集まってできたものです。各グループにリーダー1名、サブリーダー1、2名が在籍し、グループ全体の取りまとめをしています。
弁護士からの作業指示や秘書の業務状況はチーム内で共有されます。担当秘書の不在時や繁忙期に弁護士から依頼が来た場合には、チーム内で作業の分担やバックアップをします。日頃から秘書チーム内でコミュニケーションをとり、その時々で最適な対応ができるようにしています。
リーガルアシスタントに向いている人
以下のような特長を持つ方が、AMTのリーガルアシスタントに向いています。
柔軟性が高い
弁護士によって、秘書に任せる業務範囲やコミュニケーションスタイルが異なります。担当弁護士が変わるたびに、その弁護士にとっての最適解を考え、柔軟に業務の進め方を変えることが大切です。
自主性が高い
受け身で指示を待つだけではなく、状況を見て何をすべきか考え、担当弁護士や他のスタッフに提案したり実行できる力が必要です。
弁護士からリーガルアシスタントへのメッセージ
弁護士の声
我々弁護士にとって秘書とは、依頼者の方々に最高のリーガルサービスを提供することなどの目的を達成するために、協力して取り組んでいくパートナーのような存在です。スケジュール管理、書類の作成・発送、各種手配等をはじめとして、いつも細やかにサポートしてもらっています。
秘書の方々のご尽力は弁護士にとって、とても重要かつ必要不可欠なものであると日々感じています。いつもどうもありがとうございます。
リーガルアシスタントのインタビュー
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「プラスアルファ」が得意な人の集まる職場
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パラリーガル(事業再生アシスタント)
事業再生アシスタントの役割
事業再生アシスタントは、弁護士のスケジュール管理などの秘書業務に加えて、企業の再生手続や倒産手続などにおける法律事務も担います。再生・倒産という企業やそこで働く人々にとって重大な局面に関わる、責任の大きな仕事です。
専門的な知識が必要なこの分野において、なかには弁護士と同じように深い知識を持つ事業再生アシスタントも存在します。弁護士からの指示を受けるだけではなく、スペシャリストとして意見を求められる場面もあります。
事業再生アシスタントの業務内容
弁護士の監督のもと、企業の再生や倒産における各種の手続に携わります。例えば、破産した企業(破産者)に関するさまざまな資料に目を通して必要な手続を細かく確認したり、破産者の資産の調査や資産の換価(預貯金口座の解約、売掛金の回収の入金状況の整理など)をサポートしたりします。また、各債権者から届出のあった債権に関する書類の調査・整理なども行い、債権者や取引先などの関係者からの問合せに対応するなど外部との連絡窓口も担当します。
そのほか手続に必要な書類(例えば、裁判所へ提出する財産目録や収支計算書など)のファーストドラフトを作成するのも事業再生アシスタントの仕事です。調査・整理の結果をすべて正しく数字に反映する必要があるため、慎重に作業を進めます。
- 弁護士のスケジュール管理などの秘書業務
- 債権者など関係者からの問合せ対応
- 手続に関する資料の精査・整理
- 各種書類のドラフト作成
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- 9:00
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始業・メールチェック
メールやSlack(ビジネスコミュニケーションツール)に届く指示や情報をチェック。担当案件に関するメールは特に見落としがないよう確認し、優先順位を付けて、順次対応。
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- 10:30
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チームミーティング
チームメンバーの仕事状況の把握・調整。
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- 11:30
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所内勉強会に参加
事業再生・倒産分野の専門的な書籍を使って、弁護士が講義。
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- 12:00
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お昼休み
同時期に入所したほかのエリアの秘書や先輩後輩と一緒に食事をすることもある。
-
- 13:30
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案件のミーティング
担当案件で新しい動きがあったため、作業内容について弁護士から指示。
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- 14:00
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電話・書類返送
役所に書類を返送するため、電話で詳細を詰め、返送書類の準備。弁護士の確認後に送付。
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- 15:00
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請求書作成
クライアントへの請求書を作成。弁護士の確認後に送付。
-
- 16:00
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書類チェック
弁護士より、訴訟案件の書面形式チェックの指示を受けたため、対応。
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- 17:00
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案件の秘書間ミーティング
本日の案件ミーティングを踏まえて、秘書間で打ち合わせ。作業内容に齟齬が生じないよう細かい点の擦り合わせをする。
-
- 18:00
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終業
明日の業務を確認して退勤。
チーム体制
事業再生アシスタントは、グループ制を導入しています。数名の事業再生アシスタントでチームを作り、そのチームが複数集まる形でグループができています。グループ内のメンバーは、互いの業務状況を共有し、連携しながら仕事を進めます。
メンバーの休暇中や在宅勤務時のほか業務量が多い場合などにも、作業を分担してフォローしあえます。
事業再生アシスタントに向いている人
以下のような特長を持つ方が、AMTの事業再生アシスタントに向いています。
慎重かつ丁寧
裁判所やクライアントに提出する書面に誤りや抜け漏れがないよう、緻密に書面作成・確認作業に取り組む必要があります。
気配りができる
事業再生アシスタントは、裁判所、破産者、債権者、取引先および官公庁など関係者が多い業務分野を担当します。外部の方とのやり取りも多いため、常に相手の立場や考えを慮ったコミュニケーションが重要です。
弁護士から事業再生アシスタントへのメッセージ
弁護士の声
事業再生アシスタントの皆さんは、機動性や柔軟性等が求められる事業再生分野の業務において、高いパフォーマンスを支える重要な役割を果たしてくれています。
スケジュールに従い複数の作業を同時並行で処理する場面も多いですが、高い専門性やコミュニケーションスキルを発揮して、お互いに助けあいながら的確に対応しています。心から信頼する相棒のような存在であり、今後の活躍も期待しています。
事業再生アシスタントのインタビュー
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※2024年度より名称が「秘書(事業再生アシスタント)」から「パラリーガル(事業再生アシスタント)」に変更されました。
パラリーガル(コーポレート)
コーポレートパラリーガルの役割
弁護士と連携し、登記申請書類、会社法上の議事録など企業法務に関わるさまざまな書類を作成します。企業にとって、登記は取引の安全性やその後の会社運営に関係する重要なものです。法律の改正などによって、過去の案件とは異なる手続が必要になることもあるため、常に知識のアップデートが必要です。
経験を積んだコーポレートパラリーガルは、実務の運用に精通し、法務局との折衝や登記申請を行うエキスパートとして、クライアントや弁護士から頼られる存在になります。
コーポレートパラリーガルの業務内容
法人の設立、増資、合併、会社分割などの組織再編などさまざまな場面において、会社関係書類を作成します。例えば、外国にある会社の日本子会社設立、 株式会社の役員変更、株式・新株予約権発行、株式取得、合併、外国会社の本店移転、一般財団法人の役員変更などの案件に関わることがあります。
顧問先企業のために定期的に書類作成やその他の登記関連サービスを提供することに加え、M&A案件などにおいてプロジェクトチームの一員として登記関連の業務のサポートをします。クライアントからの質問への回答や、法務局の登記官との議論など、プロフェッショナルとしての働きが求められます。
- 会社法や登記に関する書類作成
- 登記に必要な資料の手配
- 登記申請
- クライアントとの連絡
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- 9:30
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始業・メールチェック
メールを確認し、優先度の高い作業を進める(書類作成や弁護士・依頼者からの質問への回答)。
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- 10:00
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登記申請
期限に余裕がある案件の書類作成、オンラインで登記申請。
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- 11:00
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書類の修正
弁護士のレビューに回していた書類が返って来たので、修正を加える。
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- 12:00
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お昼休み
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- 13:00
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書類の準備、書類発送
法務局に提出する書類の準備、クライアントに謄本や原本書類を発送。
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- 14:00
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法務局へ外出・登記申請
登記を申請したい会社の管轄の法務局に行き、登記を申請する。
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- 15:30
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書類の確認・修正
新人さんにお願いしていた書類の確認、依頼者から戻ってきた書類の確認・修正。
-
- 16:30
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文献・先例の調査
ライブラリーで、翌日作成予定の書類に関係する法令や文献を確認。
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- 17:00
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書類の確認・修正
新人さんにお願いしていた書類の確認、依頼者から戻ってきた書類の確認・修正。
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- 17:30
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終業
翌日の作業を確認したうえで退勤。
チーム体制
コーポレートパラリーガルは各パラリーガルが個人で仕事を依頼され、作業を進めていきます。1人では難しい仕事の場合は、案件ごとに最適なチームが組成され、弁護士や他のパラリーガルと仕事を進めます。
もちろん、困ったことや不明点があれば、経験豊富な弁護士や先輩パラリーガルに相談することも可能です。反対に、弁護士がパラリーガルを頼り、相談や質問をする場面も多くあります。
コーポレートパラリーガルに向いている人
以下のような特長を持つ方が、AMTのコーポレートパラリーガルに向いています。
マルチタスクが得意
コーポレートパラリーガルは内容も期限もさまざまな案件に同時進行で対応します。次から次へと連絡が来ることも多いため、常に冷静に複数の物事を処理できる能力が重要です。
調べものが得意
クライアントや弁護士から必要書類や手続について尋ねられる場面が多いため、法律や文献をよく調べ、根拠を持って丁寧に説明ができる力が欠かせません。
弁護士からコーポレートパラリーガルへのメッセージ
弁護士の声
コーポレートパラリーガルは、商業登記についての卓越した知見・経験を有するスペシャリストで、当事務所にとって欠くことのできない存在です。
登記申請に必要な書類を作成する業務に加え、商業登記が関係する法律問題について、弁護士と一緒に考え、弁護士に提案し、時には弁護士にアドバイスもしてくれる、頼れる同僚として今後も期待しています。
コーポレートパラリーガルのインタビュー
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※2023年度より名称が「パラリーガル(登記)」から「パラリーガル(コーポレート)」に変更されました。
パラリーガル(不動産)
不動産パラリーガルの役割
オフィス、ホテル、ショッピングセンターなど幅広い物件を対象に、クライアントの不動産取得について法令面での調査等のサポートをします。不動産への投資は金額が大きく、慎重な調査が求められます。なお、新聞に載るような大きな案件に携わる機会もあります。
案件は弁護士とともに進めますが、パラリーガルが中心となって書類を作成したり、書類のファーストレビューを担当することも多く、不動産に関する法律の専門家として、弁護士やクライアントから頼られる存在です。
不動産パラリーガルの業務内容
不動産パラリーガルは、「REIT(リート)」を依頼者とする案件を担当することもあります。REITは、投資家から集めた資金を不動産へ投資し、得られた賃貸収入等を投資家に配当します。
REITに関しては、物件を取得する際に物件を調査する「不動産デュー・デリジェンス(DD)」と呼ばれる業務と、会社の状況を開示する開示業務の2つを主に担当します。資料をもとにした不動産の調査、クライアントが作成した有価証券報告書のレビューやドラフト作成、書類の提出などを行います。
他にも事業会社による不動産取得のサポートや、特別目的会社(SPC)の設立・登録・届出等の手続のサポート、太陽光発電案件への投資のサポート等、幅広い業務を行っています。
- 書類のドラフト・レビュー
- 書類作成のスケジュール管理
- 書類へのコメント取りまとめ
- 書類提出
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- 9:00
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始業 ・メールチェック・格納
具体的な作業が発生していないか注意深く確認。クライアントとやり取りのあった書類を所内のシステムに格納し内部に共有する。
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- 9:30
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書類のドラフト・レビュー①
書類・案件ごとに締め切りが異なるので、優先順位を考え対応する。
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- 11:30
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有給休暇(時間有休)を利用してランチへ
出勤時は同期や同僚とともにランチをすることが多い。
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- 13:00
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所内会議
複数のパラリーガルで対応する作業が発生したため、Zoomで会議をする。
-
- 14:00
-
書類レビュー作業①
会議を終え、作業に対応。パラリーガル間で発生した疑問点はメール・電話を通して相談し解消する。
-
- 15:00
-
EDINET提出
EDINET(エディネット)というシステムを通じ、書類を提出する。
-
- 16:00
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書類レビュー作業②
午後に発生した作業の続きを行う。パラリーガル間で解消できなかった点はメールや電話にて弁護士に確認する。
-
- 17:00
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書類レビュー作業③
クライアントからの書類へのコメントを確認し、弁護士に回覧。
-
- 18:30
-
終業
若干の残業を終え、メールを整理してから帰宅。翌日に休みを取得する場合は日中にバックアップ依頼のやり取りを行う。
チーム体制
基本的には各パラリーガルが弁護士から案件ごとに個人で仕事を依頼され、作業を進めていきます。案件によっては複数人が協働で作業する場合もあり、その際は案件ごとに、都度、最適なチームが組成され、弁護士や他のパラリーガルと仕事を進めます。
一方で、不動産パラリーガル同士でナレッジの共有をすることもあります。困ったことや不明点があれば先輩に相談したり、互いに情報交換をして知識を深められる環境です。
不動産パラリーガルに向いている人
以下のような特長を持つ方が、AMTの不動産パラリーガルに向いています。
粘り強く物事に取り組める
特に書類のレビューにおいては、わずかなミスが命取りとなるため、弁護士とともに責任を持って細かな点まで確認する必要があります。
俯瞰的に物事を捉えられる
期限が厳しい仕事もあるため、いつ書類を関係者に回すか、他のパラリーガルとどのように分担するかなど、案件全体を見て効率的な方法を考える視座の高さが求められます。
弁護士から不動産パラリーガルへのメッセージ
弁護士の声
現在活躍されている不動産パラリーガルの皆さんは、互いに「個」を尊重しつつ、高いプロ意識を持ってチームで支えあいながら業務に取り組んでくださっています。クライアントに質の高いリーガルサービスを提供できているのも、弁護士との連携のもと、うまく案件を進行してくださるパラリーガルの皆さんのおかげです。今後も、そんなパラリーガルの皆さんと一緒に働けるのを楽しみにしています。
不動産パラリーガルのインタビュー
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パラリーガル(知的財産)
知的財産パラリーガルの役割
知的財産パラリーガルは、企業などの優れた知的財産を守るための職種です。普段何気なく目にする商品や広告には、特許や商標、意匠が深く関係します。クライアントが時間・資金・知見などを投資して成し遂げた発明や、著名な商標、優れたデザインなどのかけがえのない財産を守るために、特許・商標・意匠の出願・登録のサポートをする責任ある仕事です。
実案件では、弁理士や弁護士の法的判断・作業指示に基づいて業務を進めます。弁理士や弁護士の業務がスムーズに進むようにさまざまな面からサポートをするのが、知的財産パラリーガルの役割です。
知的財産パラリーガルの業務内容
主に、弁理士とともに知的財産チームとして業務を進めます。多数の案件を抱える弁理士に代わり、特許庁への提出書類の準備、クライアントとの連絡窓口、期限管理、海外代理人とのやり取りなどを行います。
書類やメールはパラリーガルが資料を集め一次検討したうえで、弁理士からのレビューを受けて提出・送信されます。忙しい弁理士がスムーズに判断できるよう、必要な情報を十分に集めます。また、期限を過ぎるとクライアントの知的財産が無効になってしまう場合もあるため、スピーディーな連絡や期限管理には十分に注意を払う必要があります。
さらに、弁護士が抱える案件において特許・商標・意匠に関する課題がある場合に、知的財産パラリーガルがアサインされる場合もあります。スケジュールやタスクを詳しく把握し、案件や弁護士に合わせた柔軟な進め方で対応します。
- 日本特許庁への手続書類の作成・提出
- クライアントへの報告や問合せ対応
- システムでの期限管理
- 外国代理人への提出依頼業務
-
- 9:00
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始業
メールチェックや資料のファイリングを行う。ファイリング作業は午前と午後で担当者を分けている。
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- 10:30
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チーム全体ミーティング
隔月で開催し、弁護士も参加する。
-
- 11:15
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書類・フォーム作成業務
特許庁への提出書類の作成、クライアントへの送付用のフォーム(委任状、譲渡証書等)の作成を行う。
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- 12:00
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お昼休み
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- 13:00
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報告・請求書準備
クライアントへの書類提出の完了報告の準備と、請求書の準備。
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- 15:00
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見積書作成
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- 16:00
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書類確認・報告
特許庁から受領する書類の確認、クライアントへの報告。
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- 17:00
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更新リマインダの作成
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- 17:30
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終業
明日の準備をして退勤。
チーム体制
知的財産パラリーガルは、大きく特許・商標を扱う2チームに分かれ、さらに特許はクライアントと案件の特性によって国内、内外、外内、提出の小チームに分かれて仕事をしています。「外内」とは海外から国内、「内外」とは国内から海外への出願を扱う事務をいいます。
ただし、上記のチームは常に固定されたものではなく、パラリーガルは流動的に入れ替わりながら業務を担当します。1つの案件を最初から最後まで担当することもあれば、途中から交代することもあります。そのため、幅広い案件で経験を積むことが可能です。
知的財産パラリーガルに向いている人
以下のような特長を持つ方が、AMTの知的財産パラリーガルに向いています。
細かなミスに気付く
特許庁への提出書類は、細かな誤字やミスがあると審査が進みません。スペースの有無や濁点の有無など、些細な点までミスを見逃さずに正確な書類作成ができることが必須です。
英語が得意
AMTでは海外のクライアントが多いため、日常的に英語を使用します。現地代理人とのやり取りが発生する場合もあるため、英語力は不可欠です。
逆算思考ができる
弁理士や弁護士からの指示を待つだけではなく、自分にできることは何か、指示を受けたらどう動くかを予測しておくことで、スムーズに作業に取り組めます。
弁理士・弁護士から
知的財産パラリーガルへのメッセージ
弁理士・弁護士の声
知財関係書類の作成や国内外クライアントとの通信には専門知識が不可欠です。それらのスペシャリストであるパラリーガルさんからは常に貴重なアドバイスをいただいています。
専門知識習得の意欲が高く、積極的に弁理士・弁護士をアシストしていただけることを期待しています。スピードと注意深さが求められる一方で、知識と経験の蓄積がものを言いますので、長く取り組む甲斐のある仕事だと思います。
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2018年入所 中途・2021年入所 中途
パラリーガル(知的財産)商標 2018年入所 新卒
パラリーガル(翻訳)
翻訳パラリーガルの役割
当事務所の扱う幅広い法務分野において必要となる、多種多様な文書の翻訳(和訳・英訳)を担うのが翻訳パラリーガルの役割です。弁護士や他のパラリーガルの作業のベースとなる書類の翻訳を務めるため、翻訳パラリーガルがいなければ案件が進まないといった場面もあります。
AMTでは特に国際案件が多いため、翻訳に対する需要は常に高くあります。長年培ってきたノウハウと経験豊富な人材が揃っていることから、国内最高レベルの法務翻訳のクオリティーを誇っています。
翻訳パラリーガルの業務内容
弁護士からの指示を受け、案件に関連する契約書、訴訟関係の書類、開示書類、官公庁提出書類など、多様な書類の翻訳をします。他のスタッフも英語を使った仕事をする場合がありますが、そのなかで最も広く深く翻訳に携わるのが翻訳パラリーガルです。
和訳の場合、一般的な英語とは異なる専門的な法律用語や独特な言い回しについても、正確に翻訳することが求められます。英訳についても同様です。さらに、翻訳そのものだけではなく、文書の体裁を整えることにも気を配り、美しい翻訳文書を完成させます。
また、依頼者に代わって、有価証券報告書などの継続開示書類の提出作業を行うこともあります。
- M&Aやファイナンス等に関する契約書の翻訳
- 訴訟関連書類の翻訳
- 官公庁への提出書類、官公庁から受領した通知等の書類の翻訳
- プレスリリースや対外発表文書などの翻訳
- 有価証券報告書などの作成、印刷会社との調整、提出
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- 9:00
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始業
メールとSlack(ビジネスコミュニケーションツール)をチェック。
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- 9:15
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翻訳業務開始
外国会社の有価証券報告書をチームで和訳作業中のため、メイン担当の翻訳者からの指示を確認して対応する。
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- 10:00
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用語集の更新
案件のチームメンバーが共有しているExcelの用語集に更新用語がないか確認し、逆にチームメンバーで共有すべき用語を記入する。
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- 10:30
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所内会議
所内のシステム変更に伴うZoomウェビナーに出席。
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- 11:15
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翻訳業務再開
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- 12:00
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お昼休み
在宅勤務の日なので、昼食を取って少し休憩した後に家事や近所での買い物を済ませる。
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- 13:00
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翻訳業務再開
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- 13:30
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翻訳作業に関する確認
翻訳対象の英文ドラフトで懸念すべき点があったため、メイン担当の翻訳者と弁護士に確認した後、クライアントの意向を確認するコメントを入れる。
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- 15:45
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スケジュールの確認と登録
明日以降のスケジュールを確認し、登録する。チームメンバーにメールで必要な連絡をする。
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- 16:00
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終業
フレックスタイム制を利用してこの日は早めに終業。
チーム体制
翻訳パラリーガルには固定化されたチームは存在しません。基本的には各パラリーガルが弁護士から仕事を依頼され、作業を進めていきます。案件ごとに最適なチームが組成され、弁護士や他のパラリーガルと仕事を進めます。
一方で、パラリーガル同士で成果物のレビューをしあう機会や、先輩パラリーガルが翻訳した書類を見て参考にすることもできます。周りのパラリーガルから知識を吸収しながらスキル向上を目指せます。
翻訳パラリーガルに向いている人
以下のような特長を持つ方が、AMTの翻訳パラリーガルに向いています。
英語が好き
翻訳が仕事の中心となるため、当然英語力は欠かせません。法律文書から、メールなどのよりカジュアルなものまで、幅広い英語への対応が求められます。
調べものが得意
専門的な案件に携わることもあるため、自分の持っている知識のみに頼らず、先行文献や辞書などに丁寧にあたる力が必要です。
集中力が高い
じっくりと時間をかけて進める案件のなかでも、抜け漏れやミスがないよう、集中して翻訳に取り組める方が望ましいです。
弁護士から翻訳パラリーガルへのメッセージ
弁護士の声
翻訳パラリーガルには、契約書などの翻訳を作成していただき、弁護士がチェックのうえ、英訳の場合はさらにネイティブ・チェックをしたうえで依頼者に出すといったかたちで連携します。
近時は、自動翻訳などのテクノロジーも活用しますが、それらを使いこなすためにも高い語学力が必要とされています。仕事を通じて多くの経験を積んで、スキルを高めていただくことを期待しております。
翻訳パラリーガルのインタビュー
-
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パラリーガル(翻訳)
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パラリーガル(秘書兼任)
秘書兼任パラリーガルの役割
秘書兼任パラリーガルは、その名のとおり弁護士の秘書業務とパラリーガル業務を兼任する職種です。秘書としては、弁護士がスムーズに業務にあたれるよう、またクライアントや各関係者が安心してAMTに仕事を任せられるよう「橋渡し役」として活躍します。
パラリーガルとしては主に金融・証券分野の案件に携わることが多くあります。金融・証券分野の書類作成では正確性が大変重要であり、また、確立された実務慣行も多いことから、秘書兼任パラリーガルは専門的なスキルと知識を有するスペシャリストとして弁護士からも頼られる存在です。
秘書兼任パラリーガルの業務内容
リーガルアシスタントと同様の秘書業務を行います。基本的には1名の弁護士を担当し、スケジュール管理やクライアントとの連絡窓口などを担当します。同時に、主に金融・証券分野の案件においてパラリーガル業務を行います。例えば、企業の上場(IPO)、企業や政府系機関の資金調達などに携わります。
これらの案件のなかで、秘書兼任パラリーガルは取締役会議事録などの法律関係書類や、プレスリリース・有価証券届出書といった官公庁への提出書類のドラフト作成や翻訳(和訳・英訳)を担当します。規模が大きな案件が多く、特に海外企業の資金調達の際には大量の翻訳業務が発生します。
ドラフト作成は、最初はチームの先輩や弁護士から教えてもらった参考案件を注意深くなぞっていくところからスタートします。経験を積んでくると、自分が関与したことのある案件のみならず世の中で公表されている資料から複数の参考案件を探し、それらを組み合わせて書類のドラフト作成を担当する場合もあります。疑問に思った点は、その後の弁護士のレビューで解消し、次の案件で生かしていきます。
- 担当弁護士の見積書・請求書の作成
- 担当弁護士のスケジュール管理
- 担当弁護士のセミナー資料の作成・確認
- 金融・証券分野の書類の作成
- 金融・証券分野の書類の翻訳
-
- 9:00
-
始業
担当弁護士のデスク周りを整理整頓する。メールやSlack(ビジネスコミュニケーションツール)を確認し、作業が発生していないかを確認する。
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- 9:30
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和訳作業
和訳すべき書類が開示されたため、チームのパラリーガルと分担をして、和訳作業を開始。
-
- 11:00
-
請求書の作成
担当弁護士から請求額や宛先などの指示を受け、請求書を作成。
-
- 12:00
-
お昼休み
所内にて同期とランチ。
-
- 13:00
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書類の発送
書類の発送の指示に対応。発送書類や宛先に間違いがないかを入念に確認。
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- 13:30
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所内勉強会
秘書兼任パラリーガル対象の勉強会に参加。弁護士への質問を通して、業務への理解を深める。
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- 15:00
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数字の読み合わせ
原文の数字と和訳の数字に相違がないかを確認するため、チームのパラリーガルと読み合わせ。
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- 16:00
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和訳書類の確認・レビュー依頼
和訳した書類の内容を再度確認後、担当弁護士に送付し、レビューしてもらう。
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- 17:30
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終業
明日の作業を確認し、退勤。
秘書兼任パラリーガルのチーム体制
秘書兼任パラリーガルには固定化されたチームは存在しません。各パラリーガルが個人で仕事を依頼され、作業を進めていきます。案件ごとに最適なチームが組成され、弁護士や他のパラリーガルと仕事を進めます。
ただし、定期的に発生する案件は同じ弁護士・秘書兼任パラリーガルがチームとなって対応する場合もあります。また、パラリーガル同士で常にお互いの作業状況を把握できるシステムがあるため、必要に応じて分担することも可能です。
秘書兼任パラリーガルに向いている人
以下のような特長を持つ方が、AMTの秘書兼任パラリーガルに向いています。
英語が得意
秘書兼任パラリーガルは、翻訳パラリーガルの次に翻訳作業が多い職種です。英語を使うことに抵抗がなく、英語力により磨きをかけたい人に向いています。
責任感が強い
担当弁護士の指示どおりに作業を進めるのではなく、他の方法を提案したり、作業指示に抜け漏れがないか確認したり、仕事を自分事化して取り組む姿勢が求められます。
コミュニケーション能力が高い
弁護士はもちろん、他のスタッフと関わる場面も多くあります。自分が困っているときには周囲にヘルプを求め、周囲に困っている人がいれば手伝うという助けあいがさまざまな場面で発生するため、コミュニケーション能力の高さは重要です。
弁護士から秘書兼任パラリーガルへのメッセージ
弁護士の声
秘書兼任パラリーガルは、パラリーガルとして書類の作成、翻訳などを行いつつ、秘書として担当弁護士の業務遂行全般をサポートするマルチプレーヤーで、弁護士の欠くべからざる相棒です。
ある日、秘書兼任パラリーガルの方が、緊急の確認が必要な書類があった際に、チャットのスタンプ1つで返答できるような形で送ってきてくれました。細やかな気配りや適切な判断にいつも助けられています。