AMTで働くスタッフに、これまでの道のりやAMTの魅力を教えてもらいました。 キャリアパスやスキルアップの過程について詳しく知りたい方はご覧ください。



秘書(リーガルアシスタント)が語る1年目から10年目までの"私のキャリア"
入所1年目から10年目まで、異なる経験を持つ3名の秘書が集まり、AMTでのキャリアパスについて語りあいました。実際の業務内容から成長を実感する瞬間、そしてAMTで長く働き続ける魅力とは。
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秘書A
(10年目・リーガルアシスタント) 2016年入所 - 新卒でAMTに入所し、現在パートナー弁護士1名、アソシエイト弁護士1名を担当するほか、時短勤務スタッフのサポートとして、16時半以降はもう1名のパートナー弁護士を担当。昨年チームリーダーに就任。小学生の頃に始めたバスケットボールは、所内のサークルでも続けている。
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- 1年目
- 新卒入所。OJT後、アソシエイト弁護士1名を担当し、その後パートナー弁護士2名の第二秘書も兼任
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- 2年目
- 独り立ちし、請求作業にも対応しつつ、複数の弁護士を担当
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- 3年目
- 事務所移転
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- 4年目
- 複数の弁護士を担当。さらに、新人秘書のチューターも担当
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- 5年目
- 秘書グループ制のトライアルに参加
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- 6年目
- シンガポールオフィスと外部事務所の提携にあたり、ルール作りや請求作業を担当
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- 7年目
- 複数の所内プロジェクトに参加
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- 8年目
- ブリュッセルオフィス開設準備を担当
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- 9年目
- チームリーダーに就任
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- 10年目
- 秘書業務・チームリーダー業務に加え、所内プロジェクトに参加
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今後の展望
丁寧に日々の業務に取り組みながら、新しいプロジェクトにも挑戦したい。また、年次が上の秘書、若手、時短勤務で働いている人など、さまざまな状況にあるスタッフが安心して気持ちよく働ける環境作りに取り組みたい。

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秘書B(6年目・リーガルアシスタント) 2020年入所
- 大学在学中は、羽田空港で外国人アテンドのアルバイトや、手話サークルに所属して活動。大学卒業後、2020年に新卒でAMTに入所。リーガルアシスタントとして、1名のパートナー弁護士、2名のアソシエイト弁護士の秘書を担当している。
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- 1年目
- 2020年、コロナ禍で入所。OJTを経て、弁護士1名を担当。その後、アソシエイト弁護士の担当が増え、計3名を担当
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- 2年目
- 所内イベント「Year-End Party」の企画・運営を担当
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- 4年目
- 担当弁護士の変更で、M&A分野のパートナー弁護士、ほか2名のアソシエイト弁護士を担当。また、新人秘書のチューターも担当
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- 5年目
- 秘書のインターンシップや母校の就職活動セミナーに先輩スタッフとして参加
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- 6年目
- 新たに4人目の新人秘書のチューターを担当
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今後の展望
外国籍の弁護士も多くいるため、英語を使った業務もできるよう、英語能力を向上させていきたいです。

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秘書C(1年目・リーガルアシスタント) 2025年入所
- 大学在学中はボランティアサークルに所属し、さまざまなボランティア活動に従事。大学卒業後、2025年に新卒でリーガルアシスタントとしてAMTに入所。事務所初の男性秘書でもある。
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- 1年目
- 先輩の指導を受けながら、実務を通して仕事を体得中
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今後の展望
当面の目標は一人前の秘書として、1人で弁護士をサポートすること。これから担当する弁護士と良好な関係を築き、支えることで、信頼してもらえるようになりたい。

──まず、それぞれ現在どのような業務をされているか教えてください。

- 秘書C(1年目)
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私はまだ担当する弁護士がいないので、周囲の先輩方の指導を受けながら、実務を通して仕事を覚えていこうという段階です。

- 秘書B(6年目)
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私は6名の秘書グループで業務をしていて、そのグループ全体で新人をサポートしています。秘書Cさんの指導もグループ内で分担して行っています。

- 秘書A(10年目)
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私は去年からチームリーダーになったので、チーム全体を見ながら、海外にいる弁護士も担当しています。
──「チーム」という言葉が出ましたが、秘書はどんなふうに連携して働いているのですか?

- 秘書A(10年目)
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普段は自分が所属するチームのメンバーと協力して業務を行います。担当する弁護士の案件に関する業務については、チームにかかわらずさまざまな秘書との連携が必要です。所内は複数のフロアに分かれていますが、私は違うフロアの秘書とも連携することがあります。

- 秘書B(6年目)
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基本的にはフロアは分野別で固まっています。ファイナンス、事業再生・倒産、知的財産など、分野ごとに弁護士・スタッフが配置されています。

- 秘書C(1年目)
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具体的な案件以外にも、新人教育もチームで行っています。目標設定も自分1人で行うのは大変ですが、近くにいる先輩と、今よりも少し先のゴールを一緒に決めていけるので安心感があります。
──秘書Aさん、秘書Bさんは5年以上AMTで働いて、業務にどんな変化がありましたか?

- 秘書B(6年目)
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大きな変化のタイミングは4年目のときにパートナー弁護士についたことですね。そのときから業務の内容が変わりました。請求作業が新しく加わり、依頼者の方と直接やり取りすることも増えて、弁護士が頼ってくださる機会が増えました。

- 秘書A(10年目)
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人によっても時期はバラバラですが、パートナー弁護士につくと業務が大きく変わりますよね。私の場合は、直近ではチームリーダーになったことが1番大きな変化でした。今までは先輩のサポートを受ける側でしたが、新しいメンバーの評価や指導をする立場になりました。

- 秘書C(1年目)
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どの段階でどのようにキャリアが広がっていくのか、あまり具体的に想像できていなかったので参考になります。
──AMTで働くなかで、どんな点でご自身の変化や成長を感じますか?


- 秘書C(1年目)
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これは研修でも教わったことですが、報連相の大切さを実感しています。作業に対して「ここまで進んでいます」や「まだ着手していません」といったことを、こまめに伝えるようになりました。学生時代とはまったく異なる責任感を持つようになったと感じています。

- 秘書B(6年目)
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それを意識してくれていて嬉しいです。書類に書いてある数字の桁が1つ違うだけで大変なことになりますし、案件が多いので報連相が大切です。

- 秘書A(10年目)
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私は提案力が身についたと思います。「先生、どうしますか?」と聞くのではなく、「こうしたらいいと思うのですが、どうですか」とか「こちらとこちら、どちらがいいですか」というふうに、選択肢を提示できるようになりました。
──長く秘書職を続けることのメリットはどんなところにあると思いますか?

- 秘書B(6年目)
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業務の幅が広がったことと、弁護士との信頼関係が築けたことですね。特にパートナー弁護士とは、担当期間が長くなると信頼関係が築き上げられて、任せてくださるお仕事が増えていきます。「Bさんがいないと回らない」と言われると、続けていてよかったなと思います。

- 秘書A(10年目)
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何年続けても新しい仕事があるのもとても楽しいところです。いろいろな分野や作業を経験できるようになって、後輩から聞かれたことにもある程度答えられるようになりました。長く続けてきたからこそ見える事務所の良いところもありますね。

- 秘書C(1年目)
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2人のお話を聞いていると、信頼関係がすごく大事なのだなと思いました。まだ入所して数か月ですが、先輩方にいろいろと教えていただきながら、少しずつでも成長していきたいと思います。
──最後に、それぞれの今後の目標を教えてください。

- 秘書A(10年目)
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人事制度が整備されて、より具体的に今後の目標を意識するようになりました。チームメンバーに信頼してもらえるリーダーを目指しつつ、これまでの経験を生かして、事務所全体に関するプロジェクトにも積極的に携わっていきたいと考えています。

- 秘書B(6年目)
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今は、ベテランから若手まで3名の弁護士についているのですが、仕事のスタイルや求められることが違うので、それぞれに合った積極的なサポートができるようになりたいです。

- 秘書C(1年目)
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まずは一人前の秘書として所内で認めてもらえるよう、日々の業務をしっかりと覚えて、周囲の先輩方のように弁護士から信頼される存在になりたいです。

"専門分野を極める"パラリーガルたちが語るキャリアパス
異なる専門分野で活躍する3名のパラリーガルが集まり、それぞれの業務の魅力やキャリアパスについて語りあいました。
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パラリーガルA(不動産) 2021年入所
- 2014年、新卒で不動産デベロッパー会社に入社。J-REIT運用会社への勤務を経て、2021年より現職。現在は、不動産パラリーガルとしてREIT案件※や太陽光案件のデュー・ディリジェンス業務を担当している。
- ※「REIT(リート)」とは、投資家から集めた資金を不動産へ投資し、得られた賃貸収入等を投資家に配当する金融商品のこと。
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- 入所数か月
- 実務研修の後、独り立ち
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- 1年目
- 主にREIT案件の法務調査報告書を作成
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- 2年目以降
- REIT案件、太陽光案件の法務調査報告書作成に加え、中途入所の不動産パラリーガルの研修を担当
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今後の展望
前職・前々職でクライアント側として業務に従事していた経験を生かし、不動産パラリーガル全体の業務スキルの底上げに関わる業務があれば行いたい。

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パラリーガルB
(事業再生アシスタント) 2022年入所 - 法学部法学科卒業。大学在学中は、国際法を中心に学ぶ傍ら海外留学も経験。2022年に新卒でAMTに入所。事業再生アシスタントとして、スペシャル・カウンセルの弁護士1名とアソシエイト弁護士1名を担当し、民事再生・破産分野の案件に携わる。
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- 1年目
- OJTを経て独り立ちし、アソシエイト弁護士1名を担当
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- 3年目
- 新人スタッフのチューターを担当
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- 4年目
- スペシャル・カウンセルの弁護士を担当
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今後の展望
より高度で専門的な業務ができ、弁護士に頼りにされるパラリーガルを目指したい。また、所内の勉強会等を活用して民事再生・破産分野に対する知識を増やしたい。

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パラリーガルC(コーポレート) 2025年入所
- 大学在学中は法学部で会社法のゼミに所属。学んだ知識を生かしたいと考え、新卒でコーポレートパラリーガルとしてAMTに入所。現在は先輩方の指導の下で登記関連業務に取り組んでいる。
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- 1年目
- 法務局への外出、庶務業務の担当や登記申請書の作成等に従事
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今後の展望
会社の設立や合併などの案件にも取り組みたい。独り立ちし、弁護士からの質問にも的確に答えられる専門性を身につけたい。

──まず、皆さんがそれぞれの専門領域を選んだ理由を教えてください。

- パラリーガルC(コーポレート)
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私は大学時代に法学部で会社法のゼミに所属していたので、その知識をそのまま生かしたいと思ってコーポレートパラリーガルを志望しました。応募時に希望を出せるのですが、やっぱり一番なじみがあるコーポレートパラリーガルで勝負していきたいという気持ちがありました。

- パラリーガルA(不動産)
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私の場合は、新卒では不動産デベロッパーに入社しました。もともとは不動産にそれほど興味があったわけではなく、就職活動がうまくいかないなかで決まった会社だったのですが、働いてみると面白く感じました。その後、転職時にAMTが不動産パラリーガルを募集していることを知って、自分にぴったりだと思いました。

- パラリーガルB(事業再生アシスタント)
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私は秘書として入所したのですが、体制変更があり、パラリーガル(事業再生アシスタント)になりました※。結果的にとても運が良かったと思っています。秘書の仕事をしながら事業再生の専門性に触れる機会もあって、その奥深さに惹かれています。
※2025年度より「秘書(事業再生アシスタント)」から「パラリーガル(事業再生アシスタント)」に変更されました。
──大学や前職で学んだ知識と実務では、どのような違いがありましたか?

- パラリーガルC(コーポレート)
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大学で会社法を勉強していたとはいえ、実際の手続についてはほとんど知りませんでした。この手続をするためにはこの書類が必要、というような実務的なことはすべて入所してから覚えました。手引きを見ながら確認しています。

- パラリーガルB(事業再生アシスタント)
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私は事業再生について大学では勉強していなかったので、AMTに入所して一から学びました。同じく手引きを見つつ、実際に案件を通して理解していきました。

- パラリーガルA(不動産)
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私は逆に、前職までの不動産知識がかなり生かせています。以前はクライアント側として弁護士にレビューをお願いする立場だったので、何を見てレビューするかがある程度分かっていました。ただ、立場が変わったことで新たな発見もありますね。クライアント側では気にしていなかった問題点を、法律事務所側の視点で改めて考えることがあります。
──それぞれの分野のやりがいはどこにありますか?


- パラリーガルA(不動産)
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不動産は取引規模が非常に大きいです。百億、千億という案件も珍しくなく、たまにメディアに取り上げられるような案件もあります。案件終了時に事務所内で配信されるメールに、関わった所員として自分の名前があると、とても達成感がありますね。

- パラリーガルB(事業再生アシスタント)
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事業再生も、案件が無事終了した時の達成感が大きいですね。

- パラリーガルC(コーポレート)
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コーポレートでは、完璧な書類作りを突き詰める面白さがあります。先輩からのレビューを受けて自分では気付かなかった細かい指摘をもらうと、AMTの書類の質の高さを実感します。

- パラリーガルA(不動産)
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パラリーガルの仕事は成果を数値化するのが難しいからこそ、そういった質の高さも指標になりますよね。営業のように件数を競うというものでもないですし、簡単な案件を100件やった人と、すごく難しい案件を1件やった人、どちらが成果が高いかというのは判断が難しい。

- パラリーガルB(事業再生アシスタント)
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確かに、自分のなかでの成長の基準を見つけていく必要がありますよね。
──キャリアパスについてはどのように考えられていますか?

- パラリーガルA(不動産)
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今までは本当に手探りでしたが、最近は人事制度が整備されて、職種によってはリーダー制度というのができました。以前より明確なキャリアパスが見えてきたのは良いことだと思います。

- パラリーガルB(事業再生アシスタント)
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私は数値的な評価よりも、同じチームの先輩を見て目標にしています。同じ分野でも、先輩はもっと難しい案件の深いところまで関わっていて、そういう成長を目指したいなと思います。

- パラリーガルA(不動産)
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弁護士顔負けの知識量があるパラリーガルもいますよね。あるベテランのパラリーガルについて、「豊富な知識で弁護士からも長年頼られてきた」というような紹介があって、非常に印象的でしたし、私も目指したいと感じました。

- パラリーガルC(コーポレート)
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コーポレートでも、弁護士から登記業務を完全に任されている先輩がいます。私はまだ1年目なので、まずは今の業務を覚えることが第一ですが、いつか先輩方のように頼りにされる存在になりたいです。

英語が広げる可能性
AMTパラリーガルのキャリア
英語力を生かして働く3名のパラリーガルが集い、座談会を実施。AMTでの働き方や英語力を業務でどのように生かしているのかについて、教えてもらいました。
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パラリーガルA(翻訳) 2015年入所
- 大学卒業後、2013年に特許事務所に入所。2015年に秘書兼任パラリーガルとしてAMTに入所。2023年に所内のジョブポスティング制度を利用して翻訳パラリーガルに職種転換し、契約書や訴訟関係書類などの英訳および和訳を行っている。
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- 1年目
- 第一秘書の先輩とともにパートナー弁護士の秘書を担当
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- 2年目
- 独り立ちし、1人でアソシエイト弁護士の秘書を担当
パラリーガルとして、金融・証券分野の継続開示案件に携わる
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- 5年目
- 秘書兼任パラリーガルの新人研修を担当
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- 9年目
- ジョブポスティング制度を利用して翻訳パラリーガルに職種転換
契約書や訴訟関係書類などの英訳および和訳、複数の継続開示案件に携わる
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今後の展望
業務に関連する分野(金融・証券、訴訟、M&Aなど)の専門知識を深めつつ、どんな分野の翻訳にも対応できるようになりたい。

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パラリーガルB(6年目・秘書兼任) 2020年入所
- 大学卒業後、2020年に新卒で秘書兼任パラリーガルとしてAMTに入所。秘書としては1名のパートナー弁護士を担当し、後輩の指導も担う。パラリーガルとしては2件の継続開示案件を担当している。
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- 1年目
- 先輩とともにパートナー弁護士1名を担当。継続開示案件※を1件担当
※継続開示とは、流通市場で取り引きされている有価証券の投資判断のために、発行者が事業内容や財務状況等を継続的に開示すること。
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- 3年目
- 1年目からの業務に加え、新たに1件の継続開示案件を担当
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- 4年目
- 後輩のチューターを担当。採用活動に先輩スタッフとして参加
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- 6年目
- 新たな後輩のチューターを担当
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今後の展望
翻訳のスキルアップに加え、専門的な知識を習得し、案件を牽引する存在になりたい。

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パラリーガルC(2年目・秘書兼任) 2024年入所
- 外国語学部英語学科卒業。大学卒業後、2024年に新卒で秘書兼任パラリーガルとしてAMTに入所。1名のパートナー弁護士の第二秘書として、日常の秘書業務と法律関係書類の作成などのパラリーガル業務を兼任している。
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- 1年目
- 先輩とともにパートナー弁護士1名の秘書を担当。継続開示案件を1件担当
先輩方の指導の下で、半期報告書の作成に携わり、作業手順を学ぶ
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- 2年目
- 1年次の業務に加え、有価証券報告書の作成、ファンド案件に係る運用報告書や変更届出書の作成を担当
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今後の展望
より多様な案件や弁護士と関わり、あらゆる業務に柔軟かつ効率的に対応できる力を身につけたい。これまでに学んだ知識やスキルをさらに発展させ、貢献できる存在を目指したい。

──皆さんは学生時代はどのように英語を勉強されていましたか?

- パラリーガルA(翻訳)
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私は大学が英文学科で、在学中に半年ほど交換留学も経験しました。

- パラリーガルC(2年目・秘書兼任)
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私は12歳まで海外にいたので基礎的な部分はその時に学びました。ただ、当時はまだ小学生レベルの言葉しか知らなかったので、意識的に英語の新聞記事を読むなどして、もう少し大人が使うような表現を身につけるよう努力しました。大学は英語学科で、英語圏の文化なども学び、授業も基本的に英語で受講していました。

- パラリーガルB(6年目・秘書兼任)
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私は政治学科でしたし、留学もしたことはないので、それほどたくさん英語に触れていたわけではありません。それでも、仕事で英語を使うのもいいなと思い、入所しました。
──法律事務所で働くとなると、特に英語のどんなスキルが重要ですか?

- パラリーガルA(翻訳)
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圧倒的に「読む・書く」が多く、「話す・聞く」の頻度はそこまで高くありません。勉強法としては、ニュース記事を読むといった一般的な英語試験の勉強も基礎としては役に立ちます。TOEICなどを受験するのも無駄ではないと思います。

- パラリーガルB(6年目・秘書兼任)
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基礎的な英語力があってこそですが、法律事務所ならではの用語もたくさん出てくるので、それらを学ぶ必要もありますよね。

- パラリーガルA(翻訳)
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そうですね。英語で書かれた小説などを読んでいても、まず出てこないような表現がたくさんありますね。最初は「本当にこんな表現使うの?」と思うような言い回しも、日常的に出てきます。学び方としては、業務のなかで身につけるのが一番効果的だと思います。

- パラリーガルC(2年目・秘書兼任)
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私もメモを取り、よく出てくる表現のパターンを少しずつ覚えています。

- パラリーガルB(6年目・秘書兼任)
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先輩方の翻訳やレビューを見て学ぶことも多いです。
──先輩から、翻訳のレビューやサポートをしてもらえる体制も整っているんですね。

- パラリーガルC(2年目・秘書兼任)
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本当に丁寧に見てくださる先輩が多いです。「こうした方が自然」とか「この表現の方が適切」とか、的確なアドバイスをくださるので、自分では一生懸命考えたつもりでもまだまだだなと実感します。

- パラリーガルB(6年目・秘書兼任)
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自分の翻訳を先輩にレビューしていただくこともありますし、後輩の翻訳をレビューすることもあるのですが、後輩の指導をしながら自分の学びになることもよくあります。
──経験を積むことで、成長を実感するのはどんな瞬間ですか?


- パラリーガルB(6年目・秘書兼任)
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最初の頃は、日本語の原文を読んでも「何を言っているのかさっぱり分からない」という状態でした。法律用語というのは日本語でも難しいので、日本語が理解できないと、当然英訳もできません。でも経験を積むうちに、「ああ、こういうことを言っているから、こう訳せばいい」と自然に浮かぶようになりました。

- パラリーガルA(翻訳)
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本当にそうですよね。だんだんと、「なんとなくこういう表現を使うのだろうな」と予想ができるようになっていくと思います。

- パラリーガルC(2年目・秘書兼任)
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私はまさにまだ難しい部分が多くある段階で、「この表現はよく出てくるな」とか、少しずつパターンが見えてきたところです。
──語学力以外のソフトスキルで大切なことはありますか?

- パラリーガルA(翻訳)
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最近、公開買付けのプレスリリースを英訳する機会があったのですが、背景の理解が大切だと感じました。単純に言葉を訳すだけでなく、どういう仕組みで企業を買収しようとしているのか、知識がないと適切な翻訳ができないので、学ばなければならないことは多くあります。
──AMTで働くうえで、英語力があることのメリットは何でしょうか?

- パラリーガルC(2年目・秘書兼任)
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よく先輩に褒めていただくのは、英文の資料と日本語の資料とで数字が一致しているかを確認する業務です。英語ができると長い文章から必要な情報を素早く見つけられるので、業務効率も上がると思います。

- パラリーガルB(6年目・秘書兼任)
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確かに、英語ができることで業務がスムーズになる場面はいろいろとあります。また、AMTは特に国際的な案件も多いので、活躍の場も広がるかと思います。