私のBestを
「見つける」「きわめる」特集

AMTで働くスタッフに、これまでの道のりやAMTの魅力を教えてもらいました。 キャリアパスやスキルアップの過程について詳しく知りたい方はご覧ください。

秘書(リーガルアシスタント)が語る1年目から10年目までの"私のキャリア"

入所1年目から10年目まで、異なる経験を持つ3名の秘書が集まり、AMTでのキャリアパスについて語りあいました。実際の業務内容から成長を実感する瞬間、そしてAMTで長く働き続ける魅力とは。

秘書Aの写真 秘書A
(10年目・リーガルアシスタント)
2016年入所
新卒でAMTに入所し、現在パートナー弁護士1名、アソシエイト弁護士1名を担当するほか、時短勤務スタッフのサポートとして、16時半以降はもう1名のパートナー弁護士を担当。昨年チームリーダーに就任。小学生の頃に始めたバスケットボールは、所内のサークルでも続けている。
  1. 1年目
    新卒入所。OJT後、アソシエイト弁護士1名を担当し、その後パートナー弁護士2名の第二秘書も兼任
  2. 2年目
    独り立ちし、請求作業にも対応しつつ、複数の弁護士を担当
  3. 3年目
    事務所移転
  4. 4年目
    複数の弁護士を担当。さらに、新人秘書のチューターも担当
  5. 5年目
    秘書グループ制のトライアルに参加
  6. 6年目
    シンガポールオフィスと外部事務所の提携にあたり、ルール作りや請求作業を担当
  7. 7年目
    複数の所内プロジェクトに参加
  8. 8年目
    ブリュッセルオフィス開設準備を担当
  9. 9年目
    チームリーダーに就任
  10. 10年目
    秘書業務・チームリーダー業務に加え、所内プロジェクトに参加
  11. 今後の展望

    丁寧に日々の業務に取り組みながら、新しいプロジェクトにも挑戦したい。また、年次が上の秘書、若手、時短勤務で働いている人など、さまざまな状況にあるスタッフが安心して気持ちよく働ける環境作りに取り組みたい。

所員に聞いたQ&A 入所の決め手:説明会でお会いした先輩方が、やりがいをもって働かれていると感じたことです。私のBest:初めての業務や所内で経験者のいない業務でも、試行錯誤しながらやり切ることです。キャリアプランに迷ったときは?:年次が上がり迷うこともありますが、まずはその立場でできることを精一杯やります。その時々の状況に合わせ、自分のBestの働きをすることにしています。ターニングポイント:海外オフィス関連の業務を、周りから背中を押されて挑戦した結果、できることも興味も広がりました。最も成長したと思う点:全体を意識しつつ、推進力を持って物事を進める積極性やチャレンジ精神です。AMTの魅力:十人十色の弁護士に合わせて、秘書もさまざまなタイプの人が活躍できる環境にあることです。入所を検討している方に向けて:相手が求めることを考え続けられる人はAMTの秘書に向いていると思います。尊敬できる先輩や後輩に囲まれて働きたいと考えている人は、ぜひ一度AMTに足を運んでみてください。
秘書Bの写真 秘書B(6年目・リーガルアシスタント) 2020年入所
大学在学中は、羽田空港で外国人アテンドのアルバイトや、手話サークルに所属して活動。大学卒業後、2020年に新卒でAMTに入所。リーガルアシスタントとして、1名のパートナー弁護士、2名のアソシエイト弁護士の秘書を担当している。
  1. 1年目
    2020年、コロナ禍で入所。OJTを経て、弁護士1名を担当。その後、アソシエイト弁護士の担当が増え、計3名を担当
  2. 2年目
    所内イベント「Year-End Party」の企画・運営を担当
  3. 4年目
    担当弁護士の変更で、M&A分野のパートナー弁護士、ほか2名のアソシエイト弁護士を担当。また、新人秘書のチューターも担当
  4. 5年目
    秘書のインターンシップや母校の就職活動セミナーに先輩スタッフとして参加
  5. 6年目
    新たに4人目の新人秘書のチューターを担当
  6. 今後の展望

    外国籍の弁護士も多くいるため、英語を使った業務もできるよう、英語能力を向上させていきたいです。

所員に聞いたQ&A 入所の決め手:等身大の自分でいられる雰囲気と、楽しそうに働く先輩の姿を目にしたことです。私のBest:どんなときでも声をかけやすい雰囲気を作り、頼ってもらうことが得意だと気付きました。秘書にとってのキャリアアップ:数値的な評価を受けることが難しい職種ですが、チームリーダーとの1on1で働きぶりを評価されたり、弁護士から任される業務の幅が広がったりすることは、秘書にとってのキャリアアップにつながると感じます。先輩からの印象的な一言:先輩が休暇前に「全部自分で終わらせようとしないでいいよ」と言ってくださったことです。相手の立場に立った言葉だと感じ、私も特に後輩に対して同じような気遣いをしたいと思いました。最も成長したと思う点:入念な準備によって、忙しいときや緊急時にも落ち着いて対応できるようになった点です。AMTの魅力:弁護士と秘書間に明確な上下関係がなく、フラット&フランクな雰囲気で働ける文化が魅力です。入所を検討している方に向けて:弁護士からの指示を待つだけでなく、能動的に相手に寄り添い、自分が何ができるか考えられることは、秘書職において大きな強みになります。
秘書Cの写真 秘書C(1年目・リーガルアシスタント) 2025年入所
大学在学中はボランティアサークルに所属し、さまざまなボランティア活動に従事。大学卒業後、2025年に新卒でリーガルアシスタントとしてAMTに入所。事務所初の男性秘書でもある。
  1. 1年目
    先輩の指導を受けながら、実務を通して仕事を体得中
  2. 今後の展望

    当面の目標は一人前の秘書として、1人で弁護士をサポートすること。これから担当する弁護士と良好な関係を築き、支えることで、信頼してもらえるようになりたい。

所員に聞いたQ&A 入所の決め手:フラット&フランクな文化と、自身の強みを生かせる業務内容に惹かれたことです。私のBest:入所して間もないため、これから見つけていきたいです。先輩からの印象的な一言:「作業ミスをなくすことで、いずれ担当する弁護士からもより一層信頼されるようになるよ」という先輩の一言で気が引き締まりました。最も成長したと思う点:学生時代はあまり意識していなかった「報連相」の徹底です。AMTの魅力:多様な人が職種に関係なく、お互いをリスペクトしあっている点です。この職種に向いている人:細かいところまで気を配り、主体的かつ柔軟に行動できる人です。入所を検討している方に向けて:活躍している先輩方は、ホスピタリティを持って主体的に行動されていて、高い柔軟性を併せ持つ、目標としたくなる人ばかりです。変化や新たな挑戦も多い職場なので、自分の力を伸ばしたいという人はぜひ応募してみてください。

──まず、それぞれ現在どのような業務をされているか教えてください。

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秘書C(1年目)

私はまだ担当する弁護士がいないので、周囲の先輩方の指導を受けながら、実務を通して仕事を覚えていこうという段階です。

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秘書B(6年目)

私は6名の秘書グループで業務をしていて、そのグループ全体で新人をサポートしています。秘書Cさんの指導もグループ内で分担して行っています。

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秘書A(10年目)

私は去年からチームリーダーになったので、チーム全体を見ながら、海外にいる弁護士も担当しています。

──「チーム」という言葉が出ましたが、秘書はどんなふうに連携して働いているのですか?

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秘書A(10年目)

普段は自分が所属するチームのメンバーと協力して業務を行います。担当する弁護士の案件に関する業務については、チームにかかわらずさまざまな秘書との連携が必要です。所内は複数のフロアに分かれていますが、私は違うフロアの秘書とも連携することがあります。

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秘書B(6年目)

基本的にはフロアは分野別で固まっています。ファイナンス、事業再生・倒産、知的財産など、分野ごとに弁護士・スタッフが配置されています。

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秘書C(1年目)

具体的な案件以外にも、新人教育もチームで行っています。目標設定も自分1人で行うのは大変ですが、近くにいる先輩と、今よりも少し先のゴールを一緒に決めていけるので安心感があります。

──秘書Aさん、秘書Bさんは5年以上AMTで働いて、業務にどんな変化がありましたか?

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秘書B(6年目)

大きな変化のタイミングは4年目のときにパートナー弁護士についたことですね。そのときから業務の内容が変わりました。請求作業が新しく加わり、依頼者の方と直接やり取りすることも増えて、弁護士が頼ってくださる機会が増えました。

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秘書A(10年目)

人によっても時期はバラバラですが、パートナー弁護士につくと業務が大きく変わりますよね。私の場合は、直近ではチームリーダーになったことが1番大きな変化でした。今までは先輩のサポートを受ける側でしたが、新しいメンバーの評価や指導をする立場になりました。

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秘書C(1年目)

どの段階でどのようにキャリアが広がっていくのか、あまり具体的に想像できていなかったので参考になります。

──AMTで働くなかで、どんな点でご自身の変化や成長を感じますか?

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秘書C(1年目)

これは研修でも教わったことですが、報連相の大切さを実感しています。作業に対して「ここまで進んでいます」や「まだ着手していません」といったことを、こまめに伝えるようになりました。学生時代とはまったく異なる責任感を持つようになったと感じています。

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秘書B(6年目)

それを意識してくれていて嬉しいです。書類に書いてある数字の桁が1つ違うだけで大変なことになりますし、案件が多いので報連相が大切です。

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秘書A(10年目)

私は提案力が身についたと思います。「先生、どうしますか?」と聞くのではなく、「こうしたらいいと思うのですが、どうですか」とか「こちらとこちら、どちらがいいですか」というふうに、選択肢を提示できるようになりました。

──長く秘書職を続けることのメリットはどんなところにあると思いますか?

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秘書B(6年目)

業務の幅が広がったことと、弁護士との信頼関係が築けたことですね。特にパートナー弁護士とは、担当期間が長くなると信頼関係が築き上げられて、任せてくださるお仕事が増えていきます。「Bさんがいないと回らない」と言われると、続けていてよかったなと思います。

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秘書A(10年目)

何年続けても新しい仕事があるのもとても楽しいところです。いろいろな分野や作業を経験できるようになって、後輩から聞かれたことにもある程度答えられるようになりました。長く続けてきたからこそ見える事務所の良いところもありますね。

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秘書C(1年目)

2人のお話を聞いていると、信頼関係がすごく大事なのだなと思いました。まだ入所して数か月ですが、先輩方にいろいろと教えていただきながら、少しずつでも成長していきたいと思います。

──最後に、それぞれの今後の目標を教えてください。

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秘書A(10年目)

人事制度が整備されて、より具体的に今後の目標を意識するようになりました。チームメンバーに信頼してもらえるリーダーを目指しつつ、これまでの経験を生かして、事務所全体に関するプロジェクトにも積極的に携わっていきたいと考えています。

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秘書B(6年目)

今は、ベテランから若手まで3名の弁護士についているのですが、仕事のスタイルや求められることが違うので、それぞれに合った積極的なサポートができるようになりたいです。

秘書Cの写真
秘書C(1年目)

まずは一人前の秘書として所内で認めてもらえるよう、日々の業務をしっかりと覚えて、周囲の先輩方のように弁護士から信頼される存在になりたいです。

"専門分野を極める"パラリーガルたちが語るキャリアパス

異なる専門分野で活躍する3名のパラリーガルが集まり、それぞれの業務の魅力やキャリアパスについて語りあいました。

パラリーガルA(不動産)の写真 パラリーガルA(不動産) 2021年入所
2014年、新卒で不動産デベロッパー会社に入社。J-REIT運用会社への勤務を経て、2021年より現職。現在は、不動産パラリーガルとしてREIT案件や太陽光案件のデュー・ディリジェンス業務を担当している。
※「REIT(リート)」とは、投資家から集めた資金を不動産へ投資し、得られた賃貸収入等を投資家に配当する金融商品のこと。
  1. 入所数か月
    実務研修の後、独り立ち
  2.  1年目 
    主にREIT案件の法務調査報告書を作成
  3. 2年目以降
    REIT案件、太陽光案件の法務調査報告書作成に加え、中途入所の不動産パラリーガルの研修を担当
  4. 今後の展望

    前職・前々職でクライアント側として業務に従事していた経験を生かし、不動産パラリーガル全体の業務スキルの底上げに関わる業務があれば行いたい。

所員に聞いたQ&A 入所の決め手:もともと法律事務所に興味があり、転職時期にAMTでこれまでの経験を生かすことができると思ったためです。私のBest:前職・前々職での細かい作業や資料作りに磨きがかかり、集中して資料を読む・報告書を作成することが得意だと気付きました。最も成長したと思う点:自分の仕事を客観視し、周囲の様子に気を配って積極的に解決策や方針を提案する機会が増えました。AMTの魅力:無理のない仕事量で働けることと、必要最低限の打ち合わせで集中して業務を行えることが魅力です。この職種に向いている人:オフィスでの事務作業が大半を占めるため、細かい資料作成などが得意な人が向いています。入所を検討している方に向けて:オフィスから商業施設まで幅広い形態の不動産があり、どの案件も毎回新鮮な気持ちで取り組めます。さまざまな分野に取り組んで自己成長につなげたい人は、ぜひご検討ください。
パラリーガルB(事業再生アシスタント)の写真 パラリーガルB
(事業再生アシスタント)
2022年入所
法学部法学科卒業。大学在学中は、国際法を中心に学ぶ傍ら海外留学も経験。2022年に新卒でAMTに入所。事業再生アシスタントとして、スペシャル・カウンセルの弁護士1名とアソシエイト弁護士1名を担当し、民事再生・破産分野の案件に携わる。
  1. 1年目
    OJTを経て独り立ちし、アソシエイト弁護士1名を担当
  2. 3年目
    新人スタッフのチューターを担当
  3. 4年目
    スペシャル・カウンセルの弁護士を担当
  4. 今後の展望

    より高度で専門的な業務ができ、弁護士に頼りにされるパラリーガルを目指したい。また、所内の勉強会等を活用して民事再生・破産分野に対する知識を増やしたい。

所員に聞いたQ&A 入所の決め手:大学で法律の勉強をしていたため興味を持ち、自分を飾らずに面接を受けられたことが決め手になりました。私のBest:弁護士や案件によって求められることが変わるため、臨機応変に対応する力を身につけることができました。今後はさらに極めていきたいです。キャリアプランに迷ったときは?:悩むときは、チームリーダーとの1on1を通し、自分の状況を客観的に整理するようにしています。最も成長したと思う点:指示を待つだけではなく、弁護士が何を必要としているのかを先回りして考え、行動できるようになったことです。AMTの魅力:困っている人がいたらお互いに助け合い、1人で抱え込まずに作業ができる点です。入所を検討している方に向けて:事業再生アシスタントは、他の職種と比べて人とコミュニケーションをとる機会が多いので、人と関わることが好きな人はぜひ検討していただけると嬉しいです。
パラリーガルC(コーポレート)の写真 パラリーガルC(コーポレート) 2025年入所
大学在学中は法学部で会社法のゼミに所属。学んだ知識を生かしたいと考え、新卒でコーポレートパラリーガルとしてAMTに入所。現在は先輩方の指導の下で登記関連業務に取り組んでいる。
  1. 1年目
    法務局への外出、庶務業務の担当や登記申請書の作成等に従事
  2. 今後の展望

    会社の設立や合併などの案件にも取り組みたい。独り立ちし、弁護士からの質問にも的確に答えられる専門性を身につけたい。

所員に聞いたQ&A 入所の決め手:業界大手であることと、面接で感じた所員の方々がお互いをリスペクトしている雰囲気です。私のBest:会社法や商業登記規則などの条文を理解し、集中して書類作成をすることです。キャリアプランに迷ったときは?:迷ったときは自分の性格を考えてより適したキャリアを選択したいと思います。最も成長したと思う点:プライベートでは細かいところは気にしない性格ですが、入所してからは書類作成時に間違いがないよう細部まで確認するようになりました。AMTの魅力:穏やかで落ち着いており、丁寧な仕事をされる先輩方が多いところです。また国際的な案件が多いのも魅力です。入所を検討している方に向けて:マルチタスクながらも細かい作業やチェックが必要な職種です。同じ作業の繰り返しではなく、その都度根拠を見つけて取り組むことに関心のある人は応募してみてください。

──まず、皆さんがそれぞれの専門領域を選んだ理由を教えてください。

パラリーガルC(コーポレート)の写真
パラリーガルC(コーポレート)

私は大学時代に法学部で会社法のゼミに所属していたので、その知識をそのまま生かしたいと思ってコーポレートパラリーガルを志望しました。応募時に希望を出せるのですが、やっぱり一番なじみがあるコーポレートパラリーガルで勝負していきたいという気持ちがありました。

パラリーガルA(不動産)の写真
パラリーガルA(不動産)

私の場合は、新卒では不動産デベロッパーに入社しました。もともとは不動産にそれほど興味があったわけではなく、就職活動がうまくいかないなかで決まった会社だったのですが、働いてみると面白く感じました。その後、転職時にAMTが不動産パラリーガルを募集していることを知って、自分にぴったりだと思いました。

パラリーガルB(事業再生アシスタント)の写真
パラリーガルB(事業再生アシスタント)

私は秘書として入所したのですが、体制変更があり、パラリーガル(事業再生アシスタント)になりました。結果的にとても運が良かったと思っています。秘書の仕事をしながら事業再生の専門性に触れる機会もあって、その奥深さに惹かれています。

※2025年度より「秘書(事業再生アシスタント)」から「パラリーガル(事業再生アシスタント)」に変更されました。

──大学や前職で学んだ知識と実務では、どのような違いがありましたか?

パラリーガルC(コーポレート)の写真
パラリーガルC(コーポレート)

大学で会社法を勉強していたとはいえ、実際の手続についてはほとんど知りませんでした。この手続をするためにはこの書類が必要、というような実務的なことはすべて入所してから覚えました。手引きを見ながら確認しています。

パラリーガルB(事業再生アシスタント)の写真
パラリーガルB(事業再生アシスタント)

私は事業再生について大学では勉強していなかったので、AMTに入所して一から学びました。同じく手引きを見つつ、実際に案件を通して理解していきました。

パラリーガルA(不動産)の写真
パラリーガルA(不動産)

私は逆に、前職までの不動産知識がかなり生かせています。以前はクライアント側として弁護士にレビューをお願いする立場だったので、何を見てレビューするかがある程度分かっていました。ただ、立場が変わったことで新たな発見もありますね。クライアント側では気にしていなかった問題点を、法律事務所側の視点で改めて考えることがあります。

──それぞれの分野のやりがいはどこにありますか?

パラリーガルA(不動産)の写真
パラリーガルA(不動産)

不動産は取引規模が非常に大きいです。百億、千億という案件も珍しくなく、たまにメディアに取り上げられるような案件もあります。案件終了時に事務所内で配信されるメールに、関わった所員として自分の名前があると、とても達成感がありますね。

パラリーガルB(事業再生アシスタント)の写真
パラリーガルB(事業再生アシスタント)

事業再生も、案件が無事終了した時の達成感が大きいですね。

パラリーガルC(コーポレート)の写真
パラリーガルC(コーポレート)

コーポレートでは、完璧な書類作りを突き詰める面白さがあります。先輩からのレビューを受けて自分では気付かなかった細かい指摘をもらうと、AMTの書類の質の高さを実感します。

パラリーガルA(不動産)の写真
パラリーガルA(不動産)

パラリーガルの仕事は成果を数値化するのが難しいからこそ、そういった質の高さも指標になりますよね。営業のように件数を競うというものでもないですし、簡単な案件を100件やった人と、すごく難しい案件を1件やった人、どちらが成果が高いかというのは判断が難しい。

パラリーガルB(事業再生アシスタント)の写真
パラリーガルB(事業再生アシスタント)

確かに、自分のなかでの成長の基準を見つけていく必要がありますよね。

──キャリアパスについてはどのように考えられていますか?

パラリーガルA(不動産)の写真
パラリーガルA(不動産)

今までは本当に手探りでしたが、最近は人事制度が整備されて、職種によってはリーダー制度というのができました。以前より明確なキャリアパスが見えてきたのは良いことだと思います。

パラリーガルB(事業再生アシスタント)の写真
パラリーガルB(事業再生アシスタント)

私は数値的な評価よりも、同じチームの先輩を見て目標にしています。同じ分野でも、先輩はもっと難しい案件の深いところまで関わっていて、そういう成長を目指したいなと思います。

パラリーガルA(不動産)の写真
パラリーガルA(不動産)

弁護士顔負けの知識量があるパラリーガルもいますよね。あるベテランのパラリーガルについて、「豊富な知識で弁護士からも長年頼られてきた」というような紹介があって、非常に印象的でしたし、私も目指したいと感じました。

パラリーガルC(コーポレート)の写真
パラリーガルC(コーポレート)

コーポレートでも、弁護士から登記業務を完全に任されている先輩がいます。私はまだ1年目なので、まずは今の業務を覚えることが第一ですが、いつか先輩方のように頼りにされる存在になりたいです。

英語が広げる可能性
AMTパラリーガルのキャリア

英語力を生かして働く3名のパラリーガルが集い、座談会を実施。AMTでの働き方や英語力を業務でどのように生かしているのかについて、教えてもらいました。

パラリーガルA(翻訳)の写真 パラリーガルA(翻訳) 2015年入所
大学卒業後、2013年に特許事務所に入所。2015年に秘書兼任パラリーガルとしてAMTに入所。2023年に所内のジョブポスティング制度を利用して翻訳パラリーガルに職種転換し、契約書や訴訟関係書類などの英訳および和訳を行っている。
  1. 1年目
    第一秘書の先輩とともにパートナー弁護士の秘書を担当
  2. 2年目
    独り立ちし、1人でアソシエイト弁護士の秘書を担当
    パラリーガルとして、金融・証券分野の継続開示案件に携わる
  3. 5年目
    秘書兼任パラリーガルの新人研修を担当
  4. 9年目
    ジョブポスティング制度を利用して翻訳パラリーガルに職種転換
    契約書や訴訟関係書類などの英訳および和訳、複数の継続開示案件に携わる
  5. 今後の展望

    業務に関連する分野(金融・証券、訴訟、M&Aなど)の専門知識を深めつつ、どんな分野の翻訳にも対応できるようになりたい。

所員に聞いたQ&A 入所の決め手:学生時代から翻訳に興味があったことと、入所前に会った所員の雰囲気が温かかったことです。私のBest:新しい分野に対しても常に好奇心を持ってリサーチに取り組むことです。キャリアプランに迷ったときは?:業務の幅を広げたいと考えて、ジョブポスティング制度に思い切って挑戦し、より多様な文書の翻訳を行う職種に異動しました。最も成長したと思う点:案件の性質や求められる納期に合わせて、緩急をつけて仕事ができるようになりました。AMTの魅力:10年以上働いている今でも新しい発見がある、業務範囲の広さです。この職種に向いている人:一定の語学力だけでなく、物事に丁寧に取り組む力や探求心がある人です。入所を検討している方に向けて:難解な専門用語やフレーズ、担当の分野について学ぶリサーチ力や好奇心がある人であれば業務に楽しく取り組めると思うので、ぜひ検討してみてください。
パラリーガルB(6年目・秘書兼任)の写真 パラリーガルB(6年目・秘書兼任) 2020年入所
大学卒業後、2020年に新卒で秘書兼任パラリーガルとしてAMTに入所。秘書としては1名のパートナー弁護士を担当し、後輩の指導も担う。パラリーガルとしては2件の継続開示案件を担当している。
  1. 1年目
    先輩とともにパートナー弁護士1名を担当。継続開示案件を1件担当

    ※継続開示とは、流通市場で取り引きされている有価証券の投資判断のために、発行者が事業内容や財務状況等を継続的に開示すること。

  2. 3年目
    1年目からの業務に加え、新たに1件の継続開示案件を担当
  3. 4年目
    後輩のチューターを担当。採用活動に先輩スタッフとして参加
  4. 6年目
    新たな後輩のチューターを担当
  5. 今後の展望

    翻訳のスキルアップに加え、専門的な知識を習得し、案件を牽引する存在になりたい。

所員に聞いたQ&A 入所の決め手:業務内容に関心があり、穏やかで優しい先輩や面接の雰囲気にも惹かれて入所を決めました。私のBest:メールや先例の細かい確認や案件関連書類の整理など、作業をスムーズにするための工夫が得意です。キャリアプランに迷ったときは?:基本的な業務が身につくと物足りなさを感じるようになるかもしれないと考えていましたが、目の前のやるべきことに集中するようにしました。その結果、新しい仕事をいただけるようになりました。最も成長したと思う点:細かい確認、正確な書類作成、受け手に分かりやすいメール作成を意識できるようになりました。AMTの魅力:所員の人柄、さらに、フレックスタイム制度や在宅勤務制度などの制度面とともに、働きやすい環境が整っています。この職種に向いている人:先を読んでやるべきことを考える力のある人、細かい作業が得意な人が向いています。入所を検討している方に向けて:先輩方は優しく、感謝にあふれている職場なのでとても働きやすいです。また、日々新しいことを学ぶことができる面白い仕事なので、ぜひ入所をご検討いただけると嬉しいです。
パラリーガルC(2年目・秘書兼任)の写真 パラリーガルC(2年目・秘書兼任) 2024年入所
外国語学部英語学科卒業。大学卒業後、2024年に新卒で秘書兼任パラリーガルとしてAMTに入所。1名のパートナー弁護士の第二秘書として、日常の秘書業務と法律関係書類の作成などのパラリーガル業務を兼任している。
  1. 1年目
    先輩とともにパートナー弁護士1名の秘書を担当。継続開示案件を1件担当
    先輩方の指導の下で、半期報告書の作成に携わり、作業手順を学ぶ
  2. 2年目
    1年次の業務に加え、有価証券報告書の作成、ファンド案件に係る運用報告書や変更届出書の作成を担当
  3. 今後の展望

    より多様な案件や弁護士と関わり、あらゆる業務に柔軟かつ効率的に対応できる力を身につけたい。これまでに学んだ知識やスキルをさらに発展させ、貢献できる存在を目指したい。

所員に聞いたQ&A 入所の決め手:所員の明るい人柄と、日常的に英語を使いながら多様な業務に触れられる点です。私のBest:広い視野を持って、そのときに必要な動きを判断してやり抜こうとする力です。先輩からの印象的な一言:「対応することが増えれば増えるほど、自然と失敗の数も増えるものだよ」と言われ気持ちが軽くなりました。最も成長したと思う点:未知のことでも臆せず、落ち着いて自分にできることを考えられるようになったことです。AMTの魅力:一番は「人」です。丁寧に作業を教えてくださり、困ったときにもすぐに相談できる雰囲気があります。この職種に向いている人:新しいことを学び続けることが好きな人、積極的に人と関わることが好きな人に特に向いています。入所を検討している方に向けて:AMTは自分らしさを保ちつつ、自分の可能性をどんどん広げられる環境だと思うので、迷っている人もぜひ前向きな気持ちでチャレンジしてみてほしいです。

──皆さんは学生時代はどのように英語を勉強されていましたか?

パラリーガルA(翻訳)の写真
パラリーガルA(翻訳)

私は大学が英文学科で、在学中に半年ほど交換留学も経験しました。

パラリーガルC(2年目・秘書兼任)の写真
パラリーガルC(2年目・秘書兼任)

私は12歳まで海外にいたので基礎的な部分はその時に学びました。ただ、当時はまだ小学生レベルの言葉しか知らなかったので、意識的に英語の新聞記事を読むなどして、もう少し大人が使うような表現を身につけるよう努力しました。大学は英語学科で、英語圏の文化なども学び、授業も基本的に英語で受講していました。

パラリーガルB(6年目・秘書兼任)の写真
パラリーガルB(6年目・秘書兼任)

私は政治学科でしたし、留学もしたことはないので、それほどたくさん英語に触れていたわけではありません。それでも、仕事で英語を使うのもいいなと思い、入所しました。

──法律事務所で働くとなると、特に英語のどんなスキルが重要ですか?

パラリーガルA(翻訳)の写真
パラリーガルA(翻訳)

圧倒的に「読む・書く」が多く、「話す・聞く」の頻度はそこまで高くありません。勉強法としては、ニュース記事を読むといった一般的な英語試験の勉強も基礎としては役に立ちます。TOEICなどを受験するのも無駄ではないと思います。

パラリーガルB(6年目・秘書兼任)の写真
パラリーガルB(6年目・秘書兼任)

基礎的な英語力があってこそですが、法律事務所ならではの用語もたくさん出てくるので、それらを学ぶ必要もありますよね。

パラリーガルA(翻訳)の写真
パラリーガルA(翻訳)

そうですね。英語で書かれた小説などを読んでいても、まず出てこないような表現がたくさんありますね。最初は「本当にこんな表現使うの?」と思うような言い回しも、日常的に出てきます。学び方としては、業務のなかで身につけるのが一番効果的だと思います。

パラリーガルC(2年目・秘書兼任)の写真
パラリーガルC(2年目・秘書兼任)

私もメモを取り、よく出てくる表現のパターンを少しずつ覚えています。

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パラリーガルB(6年目・秘書兼任)

先輩方の翻訳やレビューを見て学ぶことも多いです。

──先輩から、翻訳のレビューやサポートをしてもらえる体制も整っているんですね。

パラリーガルC(2年目・秘書兼任)の写真
パラリーガルC(2年目・秘書兼任)

本当に丁寧に見てくださる先輩が多いです。「こうした方が自然」とか「この表現の方が適切」とか、的確なアドバイスをくださるので、自分では一生懸命考えたつもりでもまだまだだなと実感します。

パラリーガルB(6年目・秘書兼任)の写真
パラリーガルB(6年目・秘書兼任)

自分の翻訳を先輩にレビューしていただくこともありますし、後輩の翻訳をレビューすることもあるのですが、後輩の指導をしながら自分の学びになることもよくあります。

──経験を積むことで、成長を実感するのはどんな瞬間ですか?

パラリーガルB(6年目・秘書兼任)の写真
パラリーガルB(6年目・秘書兼任)

最初の頃は、日本語の原文を読んでも「何を言っているのかさっぱり分からない」という状態でした。法律用語というのは日本語でも難しいので、日本語が理解できないと、当然英訳もできません。でも経験を積むうちに、「ああ、こういうことを言っているから、こう訳せばいい」と自然に浮かぶようになりました。

パラリーガルA(翻訳)の写真
パラリーガルA(翻訳)

本当にそうですよね。だんだんと、「なんとなくこういう表現を使うのだろうな」と予想ができるようになっていくと思います。

パラリーガルC(2年目・秘書兼任)の写真
パラリーガルC(2年目・秘書兼任)

私はまさにまだ難しい部分が多くある段階で、「この表現はよく出てくるな」とか、少しずつパターンが見えてきたところです。

──語学力以外のソフトスキルで大切なことはありますか?

パラリーガルA(翻訳)の写真
パラリーガルA(翻訳)

最近、公開買付けのプレスリリースを英訳する機会があったのですが、背景の理解が大切だと感じました。単純に言葉を訳すだけでなく、どういう仕組みで企業を買収しようとしているのか、知識がないと適切な翻訳ができないので、学ばなければならないことは多くあります。

──AMTで働くうえで、英語力があることのメリットは何でしょうか?

パラリーガルC(2年目・秘書兼任)の写真
パラリーガルC(2年目・秘書兼任)

よく先輩に褒めていただくのは、英文の資料と日本語の資料とで数字が一致しているかを確認する業務です。英語ができると長い文章から必要な情報を素早く見つけられるので、業務効率も上がると思います。

パラリーガルB(6年目・秘書兼任)の写真
パラリーガルB(6年目・秘書兼任)

確かに、英語ができることで業務がスムーズになる場面はいろいろとあります。また、AMTは特に国際的な案件も多いので、活躍の場も広がるかと思います。

1人ひとりに合った成長を
実現できる職場です

AMTでは各スタッフの個性を大切にし、それぞれの得意分野を伸ばしながら成長できる環境を目指しています。少しでも興味を持った方はぜひ選考にご参加ください。

応募や面接の前に
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