パラリーガル(コーポレート)

責任感と主体性を発揮して案件を前に進める

2022年度(新卒)

法学部法律学科卒業。大学卒業後、2022年に新卒でAMTに入所。コーポレートパラリーガルとして、会社の設立や役員変更など会社法上の手続をサポート。

どんな軸で就職活動をしていましたか?

学生時代は法学部に所属し、法律サークルの役員もしていました。最初は国内外のドラマをきっかけに法律に興味を持ったのですが、だんだんと法律の知識は社会生活で役立つ場面があるのではないかと思い、勉強に励むようになりました。そのため、法律の知識を生かせる仕事というのが軸の1つでした。

加えて帰国子女が多い環境で育ったため、英語が堪能な人に憧れを抱き、英語学習にも力を入れていました。大学時代には国際交流サークルに所属して、海外のカルチャーや英会話にも親しんできました。培った英語力を生かして国際的な仕事ができる職場であることも、重視していたことの1つです。

就職活動の時期にOGの方にお会いし、パラリーガルという職業を知り、AMTに興味を持ちました。パラリーガルなら、学んだ法律知識を生かし、国際案件に多く触れることができるのではないかと思いました。

AMTの選考を振り返って、印象に残っていることはありますか?

説明会だけではなく、本選考中にも希望職種の先輩とお話しできる機会があり、業務内容や働き方に関する疑問を伺うことができました。どの先輩も私の質問に丁寧に回答してくださりました。そのおかげで、自分が働いているイメージを具体的に掴むことができ、選考中の不安が軽減されました。

入所後、どんな業務を経験されましたか?

先輩方にご指導いただきながら、クライアントの登記手続に付随する業務を経験してきました。具体的には会社の設立・役員変更・商号変更・M&Aなどに伴う必要書類の作成や、登記の申請です。また、法務局などへの外出や部署内の庶務作業も担当しました。

仕事のなかで一番多くコミュニケーションをとるのは、案件でご一緒している弁護士です。書類のレビューをお願いするほか、クライアントへの確認事項や法的判断が必要な場合は、都度弁護士のご意見を伺います。また、パラリーガルの先輩ともよくコミュニケーションをとりながら仕事をしています。案件の進め方に不明点が生じたときに相談したり、書類のレビューをお願いしたりすることが多いです。

AMTでは、幅広い案件に携わり、その都度必要な専門知識を実践しながら身につけられるところが非常に魅力です。時には手続が難航し、負荷が高まることもありますが、無事に登記が完了し、依頼者から感謝の言葉をいただけたときは、やりがいを感じます。

入所前のイメージと違ったところはありましたか?

パラリーガルの仕事は、弁護士の指示どおりに書類作成をする、どちらかと言えば受け身な仕事だと思っていました。しかし、実際には主体的に動くことが求められる仕事です。

例えば弁護士から「役員変更登記に必要な書類を作成してください」といった、大まかな指示をいただくこともあります。その都度、会社法や商業登記法などの法令や文献を確認しながら、具体的にどんな書類が必要か、どう動いたら案件がスムーズに進みそうかなどを考える必要があります。想像していたよりも、自分の裁量が大きい仕事であるのはうれしくもあり、難しくもあると感じています。

AMTで働くにあたって大切にしていることを教えてください。

主体性が求められる仕事なので、自分で考えて動くことと、不明点は素直に先輩に聞くことを大事にしています。何度か経験したことのある作業の場合は、先輩に指示をいただく前に次の作業を想定して準備します。逆に経験の浅い作業の場合は、独断で動かずに、不明点は調べたうえで、先輩にも確認してから臨むようにしています。

また、似た案件であっても、依頼者の個別の事情によって必要書類や登記手続が異なることもよくあります。そのため都度、法令や会社の定款をしっかりと確認し、ミスなく準備をしなければなりません。法令が改正されることもあるので、常に専門知識のアップデートをするようにしています。

今後の目標を教えてください。

AMTは規模が大きく、時にはニュースに取り上げられるような大きな案件を取り扱っており、こういった案件にパラリーガルとして携わることができます。まだ経験のない仕事も数多くあるので、より多様な案件に携わって知識を深めていきたいです。また、英語力を生かしてより多くの国際案件にも携われるようになりたいですね。

さまざまな経験を積み専門知識を身につけることで、弁護士の質問に的確にお答えし、案件がスムーズに運ぶよう気を配れるパラリーガルになりたいと思っています。

AMTへの入所を検討している方に向けてメッセージをください。

コーポレートパラリーガルの仕事は責任感と知的好奇心が強い方に向いている仕事だと思います。登記は公開情報なので、作成した書類などにミスがないかきちんと確認しなければなりません。また案件に携わるにあたって、専門知識を学ぶ必要もあります。緊張感のある仕事ではありますが、やりがいもある仕事です。

案件や所員の国際色も豊かな事務所なので、私のように国際案件に携わりたい方にはおすすめの職場です。専門性のある仕事に興味がある方や国際色豊かな環境で働きたい方は、ぜひ入所を検討してみてください。

1日のスケジュール

法律事務所の仕事には繁忙期があります。ここでは、通常期の1日の流れと繁忙期の1日の流れを紹介します。

通常期の1日
  1. 9:00
    始業・メールチェック

    メールをチェックし、急ぎで対応が必要な案件がないかを確認。

  2. 9:15
    予定表にスケジュールを登録

    優先順位を確認のうえ、スケジュール管理ツールにその日に対応すべき作業や外出予定などを登録する。

  3. 9:30
    書類作成・先輩にレビューを依頼

    優先順位の高い書類から作成に取りかかる。作成した書類を確認のうえ、先輩のレビューに回す。

  4. 11:00
    法務局に問合せの電話をかける

    申請中の登記について登記官に確認したい点について問い合わせる。

  5. 12:00
    お昼休み

  6. 13:00
    書類の修正

    先輩のレビュー後の書類につき、必要に応じて修正のうえ、弁護士のレビューに回す。

  7. 14:00
    法務局へ外出・登記申請

    登記を申請したい会社の管轄の法務局に外出し、登記を申請する。部署内で取得依頼があった別件の登記簿謄本も併せて取得する。

  8. 15:00
    弁護士からの問合せに対応

    「この変更登記をしたい場合の必要書類は何か」などという問合せに対応する。

  9. 16:00
    翌日以降の作成書類に関する文献や先例の調査

    近日作成予定の書類に関係する法令や文献を確認する。また、先例データベースから書類作成のベースにできそうな例を探し、手元に準備しておく。

  10. 17:30
    終業

繁忙期の1日
  1. 9:00
    始業・メールチェック

    メールをチェックし、急ぎで対応が必要な案件がないかを確認。

  2. 9:15
    予定表にスケジュールを登録

    優先順位を確認のうえ、スケジュール管理ツールにその日に対応すべき作業や外出予定などを登録する。

  3. 9:30
    書類作成(3社分程度)

    急ぎで作成が必要な書類が複数社分あるため、特に期限がタイトなものから作成に取りかかる。

  4. 11:00
    法務局に問合せの電話をかける

    申請中の登記について登記官に確認したい点について問い合わせる。

  5. 12:00
    お昼休み

  6. 13:00
    引き続き書類作成

    午前中に作成が終わらなかった書類につき、作成を進める。

  7. 14:00
    法務局へ外出・登記申請

    登記を申請したい会社の管轄の法務局に外出し、登記を申請する。部署内で取得依頼があった別件の登記簿謄本も併せて取得する。

  8. 15:00
    弁護士からの問合せに対応

    「この変更登記をしたい場合の必要書類は何か」などという問合せに対応する。

  9. 16:00
    作成済み書類につき先輩にレビューを依頼

  10. 17:30
    書類の修正

    先輩のレビュー後の書類につき、必要に応じて修正のうえ、弁護士のレビューに回す。

  11. 18:30
    翌日の作成書類に関する文献や先例の調査

    翌日作成予定の書類に関係する法令や文献を確認する。また、先例データベースから書類作成のベースにできそうな例を探し、手元に準備しておく。

  12. 19:00
    終業

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