子育てを後押しする制度とカルチャー
2021年中途入所
IT企業への勤務を経て、2021年に中途でAMTに入所。IT部門インフラチームに所属。2022年6月に育休を取得。
普段、AMTではどんな業務を担当されていますか?
IT部門で、所内のシステムやITサービスの導入と運用を担当しています。例えば、よりよいIT環境を実現するために、導入する製品を調査したり、比較評価して製品を選定したりします。また、所員が使いやすいように利用マニュアルの作成や運用ルールの設計、ユーザからの問い合わせやトラブルに対応するといった業務を担当しています。
そのなかでも私は運用部分のリーダーをしています。IT部門だけではなく、弁護士や秘書の方たちともよくコミュニケーションをとりながら、効率的な運用を目指して日々改善に取り組んでいます。
私はAMTに入所する前はIT企業に勤めていたのですが、その時と比較すると法律事務所の業務には特殊な面が多くあります。例えばファイルの保存をする場合は、厳密なアクセス管理が必要です。そのような状況で、どうやって無駄のない適切な運用ルールにするか検討するのは、チャレンジングでありやりがいを感じます。
育休取得を考えられた背景を教えてください。
時流的に男性の育休取得が増えてきたこともあり、私も子どもができたら育休を取りたいと考えていました。また、私たち夫婦は両親が遠くに住んでいるため、親に育児のサポートをお願いするのは難しい状況にありました。そのため、育休を取得して、子育てに時間を割きたいと考えました。
育休を取ろうかどうか迷っていた際に、人事の方に相談すると「ぜひ育休を取得してください」と後押ししてくださりました。
育休前に、不安に感じていたことはありますか?
やはり、本当に自分が仕事から抜けて大丈夫なのか不安がありました。私が担当しているITサービス運用という業務は、トラブルが付き物です。もちろんきちんと引き継ぎをしようとは思っていましたが、何かしら混乱が出るのではと想像していました。
また、男性の育休取得者は増えているとはいえ、周りの方にどう捉えられるかという点でも少し不安がありました。「育休」という名称のせいか、「休んでいる」と捉えられがちだという話を聞いたことがありましたし、周りの方々の業務も増えてしまいます。しかし、AMTの方々はむしろ子育てを応援してくださる優しい方ばかりで、「もっと期間を長くしたほうがいいよ」と言ってくださる方もいました。
育休取得中はどんな風に過ごされましたか?
一度は緊急の電話がかかってくるだろうと覚悟していたのですが、そういったことは一切ありませんでした。チームメンバーの皆さんが「休み中には絶対連絡しない」と決めてくださっていたみたいです。
そのおかげもあり、しっかり育児に向き合うことができました。新生児がいると、3時間おきに起きてミルクをあげたり寝かしつけたりする生活になります。睡眠不足になったり、どうしたら子どもが泣き止んでくれるのか分からず疲弊したり…。夫婦2人で分担しても大変だったので、1人で子育てをするのはとても厳しいだろうと実感しました。制度があるのであればきちんと育休を取った方が良いなと感じました。
育休を取得するにあたって準備しておいた方が良いことはありますか?
日々、自分が担当している業務をリスト化したり、手順を言語化したりして、なるべく誰でもできるようにしておくことが大切だと思います。これは、育休の取得にかかわらず、日常的にやっておくと便利です。加えて、引き継ぎの際にはより詳細に手順書を整えたり、口頭でも補足したりして、スムーズに引き継ぎができるように準備しました。育休から復帰した際にも困ることなく、すぐに業務に戻れました。チームの皆さんからも育休中の出来事を詳細に共有いただいたのでとても助かりました。
1つ、やっておけば良かったなと思うのは、夫婦間で育休の取得期間についてきちんと相談することです。今振り返ると、もう少し長めに育休を取得させていただくのでも良かったかもしれないと思います。
AMTの魅力はどんなところにあると思いますか?
業務内容と、福利厚生などの制度面、両方とも魅力的な面があると思います。業務について、AMTは新しいことに積極的に挑戦するカルチャーの事務所です。例えば最近ではVRメタバース空間に支店を作ってセミナーを開催するなんてこともあります。最新の技術に触れながら仕事ができるのは面白いと感じています。
制度面では、年々スタッフに優しい制度が増えています。例えば子どもの看護休暇や在宅勤務制度など、子育て中の人には嬉しい制度が毎年のように増えています。日々、働きやすい環境を整えようとしてくれているのが伝わりますし、すごいことだなと感じます。これからもAMTで働きたいなと思う大きな理由です。
AMTへの入所を検討している方に向けてメッセージをください。
AMTは優しい方が多い事務所です。それは、「ゆるい」ということではなく、真面目で気遣いのできる人がたくさんいらっしゃるという意味です。理不尽なことがなく、コツコツと頑張れる人が心地よく活躍できる環境だと思うので、興味のある方はぜひ応募していただきたいです。
また、子育ての先輩もたくさんいます。所内のコミュニケーションツールには、子育て中の所員向けの情報共有チャンネルがあります。子育ての相談も気軽にできますし、参考になる情報がたくさんあります。子育て中の方も、これから子育てをする可能性があるという方も、安心して働ける環境です。