プロとして互いの得意を生かしながら協力しあえる
2021年度(新卒)
法学部法律学科卒業。大学在学中はストリートダンスサークルに所属し、ダンスに没頭する日々を過ごす。
大学卒業後、2021年に新卒で不動産パラリーガルとしてAMTに入所。
学生時代はどんなことに力を入れていましたか?
法律の勉強とダンスサークルでの活動に励んでいました。法律の勉強のなかで特に力を入れていたのは、国際刑事法の勉強です。ゼミに所属し、元々興味のあった戦争犯罪やICCなどの分野の学習をしていました。現在の世界情勢にも通ずるものもあり、有意義なゼミ活動だったと思います。
法学部での勉強をきっかけに、法律事務所の仕事に興味を持ちました。元々関心のあった法律の道で専門性を身につけられると思い、パラリーガルを志望するようになりました。
ダンスは幼少期から続けていて、大学でもサークルに所属しました。約500人が所属する大規模サークルだったため、大人数で1つの作品を創り上げるのに苦労したことを覚えています。その分、多様な人に出会い、多様な価値観に触れることができて、とても楽しく充実した毎日を過ごせました。
選考を振り返って、印象に残っていることはありますか?
法律事務所には堅いイメージを抱いていたのですが、私の想像とは裏腹にオフィスは明るく洗練された雰囲気で、所員の方々もフレンドリーで柔和な方が多いと感じました。また、先輩スタッフは年齢の近い方が多く、面接や座談会などであまり緊張せずにお話しできたのも印象的でした。
選考を重ねるうちに、所員の方々に親しみやすさと尊敬の両方の気持ちを抱くようになり、自分に合った職場だと感じるようになりました。他の事務所の選考も受けていましたが、AMTが最も居心地が良さそうで長く働けるのが想像でき、入所を決めました。
入所後に経験されてきた業務について教えてください。
一緒に働く所員とは、どんな風にコミュニケーションをとることが多いですか?
弁護士やその秘書、他の不動産パラリーガルとコミュニケーションをとる機会が多くあります。特に複数人のパラリーガルで協力して仕事をする案件では、メールやSlack(ビジネスコミュニケーションツール)、電話などで密に連絡を取りあいます。リモートワークも多いので、こまめな進捗状況の共有が大切です。
一緒に案件に入っていなくても、その仕事に詳しい人にアドバイスをいただくこともあります。不動産パラリーガルのなかでも、それぞれ得意な仕事や慣れている領域が異なるので、先輩が後輩に質問をすることもありますよ。1人ひとりがプロフェッショナルとして自立し、お互いを尊重しあいながら仕事ができるのは、AMTの魅力だと思います。
不動産パラリーガルの仕事のやりがいと難しさはどんなところにありますか?
自分が作成した文書や携わった文書が完成し、世に出るのを見ると達成感があります。また不動産デュー・ディリジェンスでは、有名な商業ビルや高級ホテルなどを担当することもあります。自分が知っている建物の裏側を知ることができ、知識も広がります。
一方で、不動産パラリーガルが担当する仕事はどれも専門性の高い仕事なので、それゆえの難しさもあります。例えば不動産デュー・ディリジェンスでは確認すべき契約書類が多く、権利関係が複雑な物件だと資料を読んでもすぐには理解できないこともあります。そういったときは、図にして整理したり弁護士に相談したりして、1つひとつ紐解いていきます。また、開示業務ではスピードと正確性の両方が求められる場面が多く、緊張感のある仕事です。
難しい業務内容である分、常に新しい知識を得たり質を高めたりでき、伸びしろが大きいのもこの仕事の面白い点だと思います。私も不動産に関する知識・スピード・質をさらに向上させて、仕事の幅を広げたいと思っています。
不動産パラリーガルの仕事はどんな人に向いていると思いますか?
大きく3つの特徴があると思います。1つ目は、知的好奇心が強いこと。私も含め、多くのパラリーガルは最初は知識ゼロからのスタートですが、研修や案件を通じて必要な知識は身につけられます。ただ、受け身でいるだけでは不十分で、分からないことを自分から調べたり人に聞いたりして、理解しようとする姿勢が必要です。専門的な知識を楽しみながら学べる人には向いていると思います。
2つ目は、責任感があること。これはどんな仕事でも共通しますが、責任感を持って、粘り強く取り組むことは大事だと思います。不動産パラリーガルの仕事でも難しいことは多く出てきますが、諦めずどうしたらできるかを考え、最後まで自分の力で成し遂げてほしいです。
3つ目は、物事を整理して考える力があること。複数の仕事が同時に発生することが多々あるので、仕事の優先順位付けを素早く的確に行わなければなりません。また、リモートワークも多いので、一緒に働いている方々に対して、物事を整理して正確に伝える力も大切だと感じています。
もちろん、初めからこれらを完璧にできる必要はありません。私も業務のなかで身につけたり、今でも意識していることなので、徐々に鍛えられれば良いと思います。
AMTへの入所を検討している方に向けてメッセージをください。
世の中にはさまざまな業界や会社があり、どのような仕事を選択するのか非常に悩むと思います。でも、最後はご自身の直感を大事にして決めてみてはいかがでしょうか。AMTは専門性を身につけたい、と考えている方には適した職場です。
いろいろなライフステージを経ても柔軟に働き続けられ、自分の生活も大切にできると思います。仕事もプライベートも大事にしたいと考えている方は、ぜひ入所を検討してみてください。
1日のスケジュール
法律事務所の仕事には繁忙期があります。ここでは、通常期の1日の流れと繁忙期の1日の流れを紹介します。
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- 9:15
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始業
フレックスタイム制を利用して少し遅めに業務開始。
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- 9:30
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メールチェック
弁護士やクライアントから急ぎの仕事依頼がないかを確認。
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- 10:00
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開示書類のチェック
午前中期限の仕事が来ていたので、パラリーガル数名で分担して作業。
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- 12:00
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お昼休み
午前中一緒に作業したメンバーと近場でランチ。飲食店が近くにたくさんあるため、ランチには困りません。
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- 13:00
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新人パラリーガルの教育指導
新人パラリーガルが初めての案件に入るため、仕事内容についてレクチャーし、作業の練習を一緒に行う。
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- 15:00
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クライアントに書類送付
DD案件で、クライアントに照会したい事項があったため、質問を書類にまとめてメールで送付。
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- 15:30
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書類の作成
クライアントからの返答を待ちながら、DDレポートの作成を進める。
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- 18:00
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終業
キリのいいところまで終え、明日のタスクを確認したら業務終了。
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- 9:00
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始業
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- 9:15
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メールチェック
弁護士やクライアントから急ぎの仕事依頼がないかを確認。
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- 9:30
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急ぎの開示書類チェックに対応
開示案件で急ぎの仕事が来ていたため、複数のパラリーガルで分担して作業。急ぎながらもミスがないよう、お互いの作業箇所についてダブルチェックを行いながら進める。
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- 11:00
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クライアントからの電話対応
DD案件でクライアントから書類に関する問合せがあったため、必要に応じて弁護士の確認もとりながら対応。
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- 12:00
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お昼休み
近くのコンビニで昼食を買い、リフレッシュコーナーで同期と雑談しながら過ごす。
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- 13:00
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書類の作成
DD案件でクライアントから受領した賃貸借契約書等を確認しつつ、DDレポートの作成を進める。
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- 14:30
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開示書類をEDINETで提出
この日は開示案件で有価証券届出書の提出日だったため、弁護士とともに書類をEDINETで提出。書類の最終チェックを素早く済ませ、15:00に遅滞なく提出する必要があるため、緊張感のある場面。
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- 16:00
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リサーチ業務を対応
弁護士から個別に頼まれていた法令のリサーチに対応。結果をエクセルにまとめ、報告。
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- 18:00
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書類の作成
引き続きDDレポートの作成を進める。
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- 20:00
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終業
DD案件の締め切りも近いため、通常期より少し多めに残業。締め切り間際で長時間の残業にならないよう、計画的に進めることを心がけている。