生活と仕事、どちらも楽しめる職場
2012年中途入所
AMT入所後、IT部門インフラチームに所属し、国内外のオフィス設立や整備業務に携わる。2022年6月から7月に育休を取得。
普段、AMTではどんな業務を担当されていますか?
IT部門のインフラチームで働いています。インフラチームのなかでも、私は国内外のオフィスの新規設立や整備に携わることが多くあります。
例えば、AMTでは2024年にブリュッセルオフィスを開設しました。このオフィスの開設にあたって、ベルギーのベンダーとともに導入設備を決めたり、オフィス内のレイアウトの検討などを行ったりしました。国内の慣習が通じず、「これがベルギーのスタイルだから」なんて言われることもあり、苦労をしたのもいい思い出です(笑)。
オフィス環境を整えるときには検討事項が無数にあって大変な部分もありますが、その都度、主体的に解決方法を考えられるので、やりがいも感じています。
育休取得を考えられた背景を教えてください。
私は、妻の妊娠が分かってから、地元の育児教室に通っていました。そこで、出産直後の女性の身体は交通事故に遭ったほどのダメージを受けていることを知り、「自分がサポートしなければ」という意識が高まりました。育児は女性だけがやるものではありませんし、私にもできることがたくさんあるということも学んでいました。
また、幼い子どもと過ごせる貴重な機会なので、できるだけ一緒に過ごしたいという気持ちもあり、育休の取得を申請しました。
育休前に、不安に感じていたことはありますか?
やはり仕事の引き継ぎは不安でした。当時、インフラチームで海外オフィス関連の業務をしていたのは私と上司の2人だけ。上司も忙しそうでしたし、もし引き継ぎがうまくできなかったらどうしようと考えていました。しかし、実際には当時の上司が迅速に引き継ぎ先を決めてくださって、スムーズに引き継ぎができました。
また、当時、IT部門で男性の育休取得者があまりいなかったので、本当に育休を取って大丈夫かと不安に思ったこともあります。ただ、制度としてあるならしっかり活用したいと考えました。育休の申請をした際に、人事の方から「育休中は仕事のことを気にせず、育児に集中してくださいね」といったメールをいただいたことにも勇気付けられました。
育休取得中はどんな風に過ごされましたか?
ミルクをあげたり、寝かしつけたり、お風呂に入れたり、忙しく過ごしていました。ミルクの作り方だけでも、ちょうど良い量や温度に調整するのが難しくて苦労しました。
でも、育休を取って本当に良かったなと感じています。子どもがどんどん成長して、表情豊かになっていくのをすぐそばで見られたのが嬉しかったですね。生涯で子どもと一緒に過ごす時間は、父親の場合は3年4か月、母親の場合は7年と言われています。たったそれだけだと考えると貴重な機会です。
また、実際に体験して、1人で育児をするのは本当に大変なことだろうとよく分かりました。もしまた育休を取得する機会があれば、もう少し長い期間の育休取得を検討しても良いかもしれないと思っています。
育休中、同僚から業務に関する連絡が来ることはまったくありませんでした。チームの皆さんが気を遣ってくださったのだと思います。しっかり子どもと過ごすことができたので感謝しています。
育休からの復帰後はどんな風に働いていますか?
主に在宅勤務で、フレックスタイム制度を利用して働いています。子どもは保育園に行っているので、夕方には私がお迎えに行っています。
チームの方々が協力してくださって、会議などは夕方より前に設定できています。また、私自身も以前よりもさらにタイムマネジメントに気を付けるようになりました。限られた時間でも効率よく仕事を終えられるよう、スケジューリングの工夫を細かくしています。
育休を取得するにあたって準備しておいた方が良いことはありますか?
私の場合は、育休取得の4か月前から引き継ぎの準備をしていました。普段、業務を担当していない人でも分かるようにドキュメントの作成や、こまめに打ち合わせを行い徐々に引き継ぐようにしました。
そのなかでも特に心がけたのが、「誰に聞いたら一番早いのか」を明確にしておくことです。業務のなかでは「誰に聞いたらいいんだろう」と迷う場面はよくあると思うのですが、あらかじめ適切な質問先を共有するようにしました。これをしておくことによって、育休取得者も引き継ぎ相手の方も安心できると思います。
また、日常的に上司や周りの人に相談できるようにしておくのも大切です。私は当時の上司とはプライベートなこともよく話す間柄だったのですが、その分、休みの相談もしやすかったように感じます。
AMTへの入所を検討している方に向けてメッセージをください。
私はAMTで10年以上働いていますが、どんどん働きやすい環境になっている実感があります。フレックスタイム制度や在宅勤務制度もあるので、子育て中でも生活と仕事をバランスよく調整できます。
また、仕事の面では変化の多い事務所なので新しい案件が好きな方には合うと思います。事務所の体制の変更や、オフィスの移転・増設など、私もいろいろな変化を経験してきました。もちろん大変なこともありますが、だんだん楽しめるようになってきました。
やりがいのある仕事と、柔軟で働きやすい環境の両方がある事務所です。興味のある方はぜひ応募してみてください。