自分次第でエンドレスに専門性を磨き続けられる
2005年度(新卒)
法学部卒業。大学在学中は学部担当として、新入生が入学時に参加するオリエンテーションキャンプを運営し、その後も継続的に新入生をサポート。
大学卒業後、2005年に新卒でコーポレートパラリーガルとしてAMTに入所。コーポレートパラリーガル総勢約20名の中ではベテランに。
パラリーガルを志したきっかけを教えてください。
就職活動中は、パラリーガルとはいったいどんな仕事なのか、具体的なイメージが湧かなかったのが正直なところです。それでもこの職種を志望したのは、当時法学部に在籍していて、法律に関わる仕事に興味があったからです。
弁護士や司法書士を目指すつもりはありませんでしたが、専門性があって、自主性を持って取り組める仕事はないだろうかと考え、色々と調べていくうちに、法律関係の書類作成業務を担うパラリーガルという今の職種があることを知りました。事務所説明会を通じて、会社法・商業登記法を専門とするコーポレートパラリーガルに魅力を感じたため、志望しました。
入所後、どんな業務を経験されてきましたか?
私の仕事内容を簡潔に説明すると、会社の設立、会社の役員交代や商号変更、新株の発行、M&Aに伴って要求される会社法上の手続に必要な書類などの準備を行います。会社の登記に変更が生じた場合の手続に必要な書類の準備や申請なども担っています。また、最近は後輩スタッフの育成やコーポレートパラリーガルがより働きやすくなる環境作りなどにも従事しています。
予備知識がほとんどないまま入所した私ですが、まずは新人研修を受け、その後、同じ部署の先輩の指導のもと、OJTで仕事を覚えました。法務局への書類の提出方法や、さまざまな案件に応じた具体的な書類の作り方を、実地で教わります。「なるべくいろいろな案件を経験して、早く一人前に」という方針で、成長に合わせてどんどん仕事を任せてくれます。登記はミスが許されない仕事なので、私が作成した書類を先輩が毎回チェックしてくれたのですが、赤ペン先生並みに、最初の頃は真っ赤。かなり鍛えられました。
登記の業務が必要となる案件は、1時間で済むようなものから、数か月、もしくは1年単位の時間がかかるものまでさまざま。案件の内容、規模、スケジュールなどにより、担当弁護士を含む大小さまざまな規模のチーム編成で仕事を進めます。新聞などメディアに取り上げられるような、大型かつ複雑な案件を終えたときの充実感はひとしおです。国際案件も多く、国内有数の法律事務所ならではの仕事をしている充実感がありますね。
コーポレートパラリーガルのやりがいや難しさはどんなところにありますか?
年々、案件が大型化・複雑化し、時には前例がなく、誰も考えたことのないような新規の案件まで担当しますので、専門分野をどこまでも深められるところが、この職種の面白いところでもあり、難しいところだと感じています。
パラリーガルは弁護士の補助業務を行いますが、専門的な分野を取り扱うため、弁護士に指示されたことをただ忠実に行うだけではなく、こういう状況では何が必要なのか、自分の頭で考えながら仕事に取り組む必要があります。疑問に思ったことがあれば、すぐに六法などを確認します。そうして日々蓄えた知識、そしてさまざまな案件を通して得た経験は、確実に次につながっていきます。研修やOJTで仕事の基本的な進め方は学べますが、最終的にどこまでスキルアップに努めるかは自分次第。日々の積み重ねが成果となり、ひいては自己成長へとつながっていくのだと思います。
また、年次が上がると多数の案件を抱えるため、至急の作業が重なることもあります。ミスが許されないため、高い集中力とスピードが求められます。時には弁護士と同様に、国内外の依頼者への連絡も含め、主体的に案件を回さなければならないケースもあり、やりがいを感じるとともに、責任の重さを感じています。
AMTの魅力はどこだと思いますか?
長年AMTに勤めるなかで、仕事への向き合い方は変わりましたか?
15年以上働いて経験値が増えたので、最近は、並大抵のことではたじろがなくなりましたね。前例のない案件が舞い込んでも、だいたいの方向性が予測できますし、解決策を提示できるようになりました。今後の目標は、自分がこれまで先輩から育ててもらってきたように、後輩をたくさん育成したいですね。事務所の規模が大きくなって案件数も増えているので、1人で仕事を処理できる人材を育てていきたいと思っています。
コーポレートパラリーガルにはどんな人が向いていると思いますか?
どういう人がコーポレートパラリーガルに向いているのかというと、やはり「慎重な人」でしょうか。多少心配性ぐらいのほうが向いているかもしれませんね。「最後に帳尻を合わせればいい」という性質の仕事ではなく、「根拠のないことはしない」「人に説明できることを積み重ねていく」という業務だからです。
また、法律業務に限らず、あらゆる事務作業に興味をもって取り組める人も向いていると思います。初めてやる業務が出たときに、どこかで見たこと・聞いたこと・調べたことが知識となり、生かされていくと思います。
入所を検討している方に向けてメッセージをください。
AMTは、弁護士にも他のスタッフにも自分の意見を率直に伝えることができる、風通しの良い職場です。サポート業務という枠にとらわれずに、自分のスキルを十分に発揮できる環境が整えられていますので、自分の成長を日々感じながら仕事をしたいと考えている方は、ぜひ入所を検討してみてください。
1日のスケジュール
法律事務所の仕事には繁忙期があります。ここでは、通常期の1日の流れと繁忙期の1日の流れを紹介します。
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- 9:30
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始業・メールチェック
メールをチェックし、急ぎの案件がないかを確認。優先順位の高い書類の作成に取りかかる。
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- 10:00
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登記申請
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- 11:00
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書類作成・修正
出来上がった書類を弁護士のチェックに回す。
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- 12:00
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お昼休み
別フロアにいる別部署の同期と久々のランチ。つもる話があるため、30分の有給休暇を取って、90分のランチタイム。
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- 13:30
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法務局に外出
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- 14:30
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完了後の登記の内容確認
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- 15:00
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依頼者に登記簿謄本を発送
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- 15:30
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新人スタッフの教育指導
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- 17:00
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再び書類作成・修正
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- 17:30
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後日予定されている登記申請の準備
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- 18:00
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終業
明日の準備をしたら、業務終了。
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- 9:00
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始業・メールチェック
メールをチェックし、急ぎの案件がないかを確認。優先順位の高い書類の作成に取りかかる。
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- 9:30
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登記申請
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- 10:30
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書類作成・修正
出来上がった書類を弁護士のチェックに回す。
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- 11:30
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弁護士との打ち合わせ
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- 12:00
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お昼休み
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- 13:00
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法務局への外出を同僚スタッフに依頼
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- 13:15
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再び書類作成・修正
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- 14:30
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完了後の登記の内容確認
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- 15:00
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弁護士と依頼者との会議に出席
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- 16:00
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依頼者に登記簿謄本を発送
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- 16:30
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新人スタッフの教育指導
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- 17:30
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案件に必要な先例や文献をリサーチ
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- 18:30
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再び書類作成・修正
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- 19:30
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後日予定されている登記申請の準備
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- 20:00
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業務終了